優勝馬には秋に中山で開催されるスプリンターズステークスの優先出走権が与えられるキーンランドカップ。また、サマースプリントシリーズ第5戦目にもなっています。ちなみにですがサマースプリントシリーズの優勝賞金は4,000万円です。馬主に3,200万円、残りの800万円を厩舎関係者に配分されます。サマースプリントシリーズの対象レースは以下のとおりです。
G3 函館スプリントステークス 函館競馬場1,200m
G3 CBC賞 中京競馬場1,200m
G3 アイビスサマーダッシュ 新潟競馬場1,000m
G3 北九州記念 小倉競馬場1,200m
G3 キーンランドカップ 札幌競馬場1,200m
G2 セントウルステークス 阪神競馬場1,200m
サマーシリーズは1着1回、2着1回を取ることが出来れば優勝を狙えます。1着2回取れればほぼ優勝と言えます。
Contents
2019 G3キーンランドカップを楽しむ前に
1996年に創設された新しい競争であり、創設から幾度かの距離や条件の変更を経て、2006年にG3に格上げされました。秋のスプリンターズステークスの前哨戦になっており、優先出走権が付与されるようになったのは2014年からです。
賞金
1着:4,100万円
2着:1,600万円
3着:1,000万円
4着:620万円
5着:410万円
レースの売上
2018年:51億7850万円
2017年:42億5091万円
2016年:41億9192万円
2015年:37億0853万円
2014年:34億7390万円
2013年:16億7748万円
2012年:34億1853万円
札幌競馬場へのアクセス
・JR桑園駅下車徒歩10分
・札幌市営地下鉄東西線二十四軒駅下車徒歩約15分
・ジェイ・アールバス(52番線)競馬場正門前下車
・開催期間中の毎土曜日・日曜日、JR桑園駅および地下鉄二十四軒駅と札幌競馬場間に無料送迎バスが運行しています。
入場料:100円
開門:時間9時00分(混雑状況などにより変更あり)
発売:原則として9時30分から(前日発売は17時00分まで)
※一部の投票所では9時20分から発売
札幌競馬場指定席
現地で観戦しようと思う人へ簡単に指定席について調べ、オススメをピックアップしました。
A指定席 (スタンド3階 税別1,500円)
ゴール前の2人掛け席です。最後の攻防が間近で見ることができます。
テラステーブル (馬場内 税別2,000円)
テーブル単位での発売となり2〜4人のグループで利用可能です。1人または5人以上での1テーブル発売は行われていません。屋根はありますが強い雨風の場合、吹き込む恐れありです。
周辺駐車場料金1,000円
(パークウインズ時(場外発売時)500円)
注記:JRA直営駐車場のほか民間駐車場があります。
注記:第2八軒駐車場は500円
コース紹介
札幌 芝・1,200m
2コーナー奥のポケットからのスタートで3コーナーまでは約400mというレイアウトです。ゴールまでほぼ平坦な道でカーブは回りやすく、直線距離は269.1mなのでスピードに乗ったまま最後まで走り抜けることができる馬が好走する傾向にあります。
データで見る傾向と対策 過去10年分
過去10〜20年でまとめています。他にも載せて欲しいコンテンツがあればぜひコメントに残してください。
配当
年度 | 単勝 | 馬連 | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
2018 | 370円 | 1,250円 | 2,320円 | 9,740円 | 38,480円 |
2017 | 2,120円 | 4,570円 | 13,640円 | 15,390円 | 114,130円 |
2016 | 560円 | 920円 | 2,020円 | 2,190円 | 10,550円 |
2015 | 2,910円 | 30,690円 | 59,940円 | 33,630円 | 370,520円 |
2014 | 640円 | 1,340円 | 2,990円 | 4,610円 | 24,680円 |
2013 | 520円 | 1,020円 | 2,240円 | 3,760円 | 19,030円 |
2012 | 640円 | 860円 | 2,160円 | 1,870円 | 11,310円 |
2011 | 190円 | 1,790円 | 2,320円 | 5,010円 | 19,290円 |
2010 | 370円 | 3,000円 | 4,690円 | 27,710円 | 110,430円 |
2009 | 480円 | 6,910円 | 16,720円 | 9,720円 | 77,560円 |
人気・オッズ
単勝人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 2-5-3-3 | 15.4% | 53.8% | 76.9% |
2番人気 | 3-3-1-6 | 23.1% | 46.2% | 53.8% |
3番人気 | 2-0-2-9 | 15.4% | 15.4% | 30.8% |
4番人気 | 3-1-2-7 | 23.1% | 30.8% | 46.2% |
5番人気 | 0-0-2-11 | 0.0% | 0.0% | 15.4% |
6~9番人気 | 1-3-3-45 | 1.9% | 7.7% | 13.5% |
10番人気以下 | 2-1-0-80 | 2.4% | 3.6% | 3.6% |
単勝オッズ | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1.9倍以下 | 1-1-0-0 | 50.0% | 100.0% | 100.0% |
2.0~2.9倍 | 0-2-3-1 | 0.0% | 33.3% | 83.3% |
3.0~4.9倍 | 3-3-0-9 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
5.0~7.9倍 | 5-3-3-6 | 29.4% | 47.1% | 64.7% |
8.0~14.9倍 | 1-0-5-31 | 2.7% | 2.7% | 16.2% |
15.0~19.9倍 | 0-1-0-15 | 0.0% | 6.3% | 6.3% |
20.0~49.9倍 | 2-3-2-35 | 4.8% | 11.9% | 16.7% |
50.0倍以上 | 1-0-0-64 | 1.5% | 1.5% | 1.5% |
3連単1頭軸マルチで10年購入すると
ここでは3連単を1頭軸マルチで購入した結果を報告します。購入ルールとして軸は1番人気、相手7頭は人気順(2〜8番人気)、点数は126点の1点100円。以下10年分の結果です。
年度 | 決着順 | 結果 | 購入額 | 払い戻し | 累計 |
2009 | 2-13-1人気 | 不的中 | 12,600 | 0 | -12,600 |
2010 | 2-6-8人気 | 不的中 | 12,600 | 0 | -25,200 |
2011 | 1-6-4人気 | 的中 | 12,600 | 19,290 | -18,510 |
2012 | 3-1-4人気 | 的中 | 12,600 | 11,310 | -19,800 |
2013 | 4-1-6人気 | 的中 | 12,600 | 19,030 | -13,370 |
2014 | 3-1-5人気 | 的中 | 12,600 | 24,680 | -1,290 |
2015 | 8-9-1人気 | 不的中 | 12,600 | 0 | -13,890 |
2016 | 2-1-3人気 | 的中 | 12,600 | 10,550 | -15,940 |
2017 | 12-2-5人気 | 不的中 | 12,600 | 0 | -28,540 |
2018 | 1-4-9人気 | 不的中 | 12,600 | 0 | -41,140 |
なんとも言えぬ結果になりました。荒れる時と堅い時が極端すぎて、この買い方が合わないレースとなりました。夏競馬はなかなか難しいですね。
血統
種牡馬 | 着度数 | 勝率 回収率 |
複勝率 回収率 |
ダイワメジャー | 5-11-11-56 | 6.0% 81.8% |
32.5% 126.4% |
タイキシャトル | 5-4-2-26 | 13.5% 84.3% |
29.7% 74.3% |
ファルブラヴ | 4-3-0-23 | 13.3% 115.3% |
23.3% 57.7% |
Invincible Spirit | 4-1-0-3 | 50.0% 220.0% |
62.5% 108.8% |
ステイゴールド | 4-0-2-16 | 18.2% 162.7% |
27.3% 67.3% |
出走予定馬
未定
2018年優勝馬
ナックビーナス
調教師:浅見秀一(栗東所属) 馬主:G1レーシング
血統
父ダイワメジャー サンデーサイレンス
スカーレットブーケ
母レディトゥプリーズ More Than Ready
Guilty Pleasure
動画
2018年:ナックビーナス
2017年:エポワス
2016年:ブランボヌール
2015年:ウキヨノカゼ
2014年:ローブティサージュ
2013年:フォーエバーマーク
2012年:パドトロワ
2011年:カレンチャン
2010年:ワンカラット
筆者コメント
歴代優勝馬の中ではカレンチャンとナックビーナスをピックアップ。キーンランドカップにはそこまでフォーカスしませんが、カレンチャンが優勝した頃の(2011年)日本競馬における短距離路線は安田隆行厩舎が席巻していました。カレンチャンとダッシャーゴーゴーの二頭に加え、歴史的名馬となった世界のローーーーーードカナロアという絶対王者が爆誕。日本だけでなく短距離王国香港さえも制圧する安田厩舎の勢いは半端なものではありませんでした。2連覇目の香港スプリントなんてあまりの強さに会場が静まっていました。
また、2011年はダートにおいてもトランセンドがヴィクトワールピサと共にドバイWC日本ワンツーを決めた年でもあります。未曾有の震災でダメージを受けた日本を励ますような活躍に競馬ファンは涙しました。かっこよかったなぁ。
ナックビーナスについては、こちらも当馬とは別視点になってしまい申し訳ないのですがJ.モレイラ騎手です。いやいや勝ちすぎだろ!というほどに1着をかっさらっていました。夏が終わる頃には連勝しても驚きなし。またモレイラか。退屈させるほどの強さ。レース予想の時にモレイラがいるかどうかを確認してから予想するのが当たり前になっていました。ネット競馬さんのデータをお借りして成績のごく一部を載せておきます。天晴れなり。
夏が終わるのは寂しいですが、競馬の秋が到来ですね!最後までお読みいただきありがとうございました。
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