【クラヴ・マガとは】世界最強の護身術｜その理由と経緯

記事更新日：2021年1月26日

いきなりですが、松本人志さんが筋肉ムキムキになったのは『結婚して護るものができた』からだそうです。

僕もいつかは結婚する。はず。

そうなると松本さんと同じように家族を守らなければ！という使命感が出てくるはずだ。でもムキムキにはなりたくない。なろうと思っても筋トレが好きではないので厳しい。

お腹が出ていなければある程度“ムチムチ”でもいいかな〜という甘え。

（今はしっかりお腹でてます）

そこで方法を考えました。ビジュアル的な筋肉ではなく、本格的な護身術を習得出来れば結果的にその方が『護る』という使命は果たせるはずだ。

と言っても護身術とは何があるのでしょうか？一つも知りません。

【護身術　種類】でGoogle検索。

『システマ』や『クラヴ・マガ』という護身術があるようです。

wikiの中ではシステマの情報が少ないため、クラヴ・マガ＝護身術として調べていくことにします。

CQCとは

護身術を知るうえで欠かせないワード。

Close（近い）
Quarters（方向）
Combat（格闘術）

つまり、近接格闘術を指します。

近接格闘術とは世界各国の軍隊や警察機関に習得が義務付けられている格闘術です。

敵兵や捕獲対象と戦闘が必要になった時に行使する格闘術で、対素手、対凶器(ナイフやバット)、対銃火器(拳銃など)を想定した白兵戦（突発的な襲撃）として開発。

日本の自衛隊では日本拳法をベースに、アメリカ海兵隊ではMCMAPと言われるオリジナルの格闘術、ロシアではシステマ、インドネシアではシラットなど伝統的な国技をベースに開発されており、各国で多くのCQCが開発され実用化されています。

これらの近接格闘術は、軍隊や警察機関以外も各国の要人セキュリティの護衛などにも多く用いられています。

日本独自の近接格闘術はないのか

日本では古来から武道がありました。

有名な空手の前身にあたる唐手、柔道、剣術などがその類です。

さらに遡ると、～流兵法といった武術が無数に存在していました。有名な流派は宮本武蔵の二天一流（ニテンイチリュウ）、佐々木小次郎の巌流(ガンリュウ)、槍術の宝蔵院流（ホウゾウインリュウ）などがあります。

これらは戦乱の世の中に、対刀、対多人数向けに考えられており、数百年経った今でも名を残す武将達により開発されたものが現在でも古武術として存在しています。

しかし、その危険性から伝承者は少なく、習得することは非常に難しいのが現状です。

時代は過ぎて、現在の沖縄が日本国に統一される前の時代。

琉球国時代に日本国本土や諸外国の侵攻から身を守るために唐(現在の中国)から格闘技が伝承されました。それが空手の前身である唐手(カラテ)です。

この時代は戦乱が終わった時代であっても、インフラや食料需給が発達していなかったため、飢饉や災害のたびに甚大な被害がありました。

現代のように、防犯カメラや警察機関、セキュリティは充実しておらず、暴漢、強盗、辻斬りなどが横行していた時代だったのです。

当時の唐手や柔術では自分や家族の身を護るため、指折り、目潰し、金的、頚椎を損傷させる行為、剣の道であれば、指切り落としや、脛斬りなどが当たり前に存在していたようです。

怖い時代です。いきなり辻斬りされたら護身術でも厳しい気がしますがどうだったのでしょうか…

スポーツ化してしまった格闘技

ここで視点を変えてメディア等で取り上げられる格闘技について触れてみます。

文明が発達し、法律が整備される中で相手を傷つける行為(過剰防衛)などへの処罰も厳しくなり、今までの唐手や柔道は学校教育に適応する形でルール化されていくことになります。

例えば、空手は顔面への打撃(パンチ)や金的は禁止、柔道では指関節（指折り）や肩車（相手を抱え上げて頭部から床に叩きつける技）の禁止、総合格闘技ですら後頭部への打撃や金的やサミングの禁止などルールが厳格化しています。

その一方で、タイの国技である『ムエタイ』やミャンマーの『ラウェイ』などは拳にバンテージのみを巻いて、パンチ、キック、ヒジ打ち、ヒザ蹴り、頭突きや投げ技、立ったままの関節と絞め技、脊髄への攻撃も許可されています。

さらにダウンカウントは存在せず、ノックアウト以外は引き分けといったルール無用の格闘技も世界にはたくさんあります。

そんなルール無用の格闘技の中にでも、目潰しや金的への攻撃、付近にあるものでの攻撃は許可されていません。

誤解を恐れずに言うならば「格闘技はショーです」

とする記事もありました。

人のパフォーマンスを見ることで感情が動くことを『ショー』と定義するならば確かにそうかもしれませんね。

マジックショー、ミュージカルショー、ロードショー、ファッションショー、パレードショーなど全て見ることで感情が動きます。

更に言うと護身術ではありえない八百長も格闘技では確認されているので、なおの事『ショー』なのかもしれません。

世界最高峰の護身術 – クラヴ・マガとは

中東イスラエルの公式な軍事格闘技です。

イスラエルは地中海に位置し、シリア、レバノン、エジプトに囲まれ、過去3000年の間戦乱が絶えない国です。

それは、古代エジプト、十字軍、ローマ帝国、イギリス帝国など多くの国々がこの土地を取り合っていたためと考えられます。

そんな危険国家イスラエルでは、テロが日常茶飯事であり、毎年多くのイスラエル人がテロや暗殺などで犠牲になっています。

現在でも700万人の国民（男女問わず）に少なくとも２年間の徴兵義務が課せられ、基本的な護身術から、特殊部隊が使用する技術までが網羅されているクラヴ・マガを全員習得しています。

クラヴ・マガは世界各国の格闘技が組み込まれており、空手やボクシングのガード、レスリングなどの組み技、柔術などの関節技などから形成されます。

格闘技と違う点は、リングやポイント制ではなく、完全な白兵戦でのサバイバルが目的です。

このクラヴ・マガは、1940年代反ユダヤ主義の暴動がユダヤ人を迫害する動きから身を守るためイミ・リヒテンフェルド氏により開発されました。

イミはレスリングやボクシングで数々のベルトを手にしたプロの格闘家でしたが、ルールのない白兵戦（ストリートファイト）に突入した場合、格闘技では身を守れないと悟ったのです。

実際に人が襲われる場所は、路地や狭居場所であり、一般的な格闘技の派手な回し蹴りなどが一切出来ない場所であるためです。

こういった背景からクラヴ・マガの熟練者は、いかなる場所、環境であってもナイフや銃で武装した複数人の相手に最大限のダメージを与えるように訓練されています。

このように超実践の中で生み出されたクラヴ・マガはイスラエル軍やイスラエル警察機関だけでなく、FBIやCIAなども習得が求められ各国で導入されている近接格闘術です。

この動画は何故か見入ってしまいます…

クラヴ・マガが最高峰の護身術とされる３つの理由

1 ルール無用

通常日本国内での護身術といえば、空手やボクシングを想像しますが、クラヴ・マガとは全く異なります。

クラヴ・マガは白兵戦を想定し開発されており、街中で突然殴りかかられた、突然ナイフを突きつけられる、といったシチュエーションを想定しており、そこには一切のルールがありません。

前述しましたが、空手やボクシング、キックボクシングといったあらゆる格闘技には、指折り禁止。肘での攻撃禁止。相手が倒れたら待つ。などのルールがありますが、それらのルールがないことがクラヴ・マガ最大の特徴です。

制圧すべき相手と対峙した時、クラヴ・マガでは距離をとって手短なもので攻撃、ペンを持っていたらペンで刺す。などのあらゆる攻撃を認めています。

2 目の前の相手を倒すことが第一

クラヴ・マガでは相手を倒すことに注力しているため、とっさの攻撃に対し防御と攻撃を同時に行う「バースティング」、「360°ディフェンス」と言った他の護身術とは全く異なった動作があります。

3 現実的な状況特性

クラヴ・マガは、首を絞められた時の対処法や後ろから締め付けられた（抱きつかれた）時などの対処法など様々な技術はもちろん、対素手、対凶器、対複数人からの防衛を優先しているため、空手のような【型】が存在しません。

危機と対峙した時にそこから脱出するための術が詰め込まれています。

どこで体得するのか？

いかがでしょうか？

調べといて言うのもアレですが、怖いです。

習うのが怖いです。

しかし、結婚して『護らなければいけないもの』ができた時、今のままでは護るどころか逃げるしかできません。

幼き頃に色々経験しておくべきだったと激しく後悔です。

そんなことボヤいても何も始まりません。さぁ、どこだ？どこに行けば教えてくれるんだ？

体験コースから希望です！

合言葉は『誰でも強くなれる（お腹がでていても）』

東京都：市ヶ谷トレーニングセンター

東京都：青山トレーニングセンター

大阪府：大阪トレーニングセンター

愛知県：名古屋トレーニングセンター

クラヴ・マガが協力した作品

習いに行く前にイメージトレーニングです。

主演されている方々は相当な努力したということが、本記事を作成しながら思いました。

俳優さんはすごい！

ジェニファー・ロペス主演：イナフ

アンジェリーナ・ジョリー主演：トゥームレイダー