「様々なシチュエーションに対応している髪飾りショップを探せ!」
反論権が崩壊している僕と友人(女性)の関係。度々僕のLINEにお願い(命令)が飛んできます。例えば【絶対に失敗しない合コン場所を教えて】【雨の日でも楽しめるデート場所を教えて】【YouTube広告の出し方を教えて】これらはオブラートしていますが、もっと激しい口調でやってきます。そして何故か毎回急いでいるんです。事前に調べておけばいいのに…そう思いつつも急いでいる=困っているということなので友人である以上は手を貸さなければなりません。
今回の急ぎ案件は、様々なシチュエーションに対応している髪飾りショップを探して欲しい(せ)。という内容。ニッチすぎる。あまりにもニッチすぎる。確かに僕はWEB屋です。マーケティングもリサーチも対応範内です。だからと言っていくらなんでもニッチすぎるでしょうが。しかしクライアントは無理を言うものです。それをクリアするのがプロの仕事です。(クライアントじゃないけど..)
ということで、どうせ探すなら自分のボキャブラリーの一つとして吸収しようと思いまして、いつも以上に気合いも入れて探してやる(調べさせていただく)ことにしました。
この記事を見ている方用の結論ファースト
髪飾りを探している方、オーダーメイドしたい方、レンタルしたい方は『マリエフルリール』で決まり!サイトにアクセスすればその全てが解決するはずです↓
髪飾りとは・・・
歴史を確認してみます。
日本では、古代から髪を飾る習慣があり、頭に挿すものを髻華(うず)、あるいは挿頭華(かざし)といい、また頭に巻くものを鬘(かつら)と呼びました。当初は自然のままの植物の花を使っていましたが、時代の流れとともに金属製のものとなりました。
男性の場合は603年(推古天皇11)日本に冠位制度ができたことをきっかけに、元日に髻華をつけることになります。のち皇子諸王諸臣はみな金髻華をつけていましたが、この制度が複雑化するにつれて銀、銅などが加わります。平安時代に宮中の年中行事が確立するとともに、宮中参内のおりに草花を飾りとしましたが、冠や烏帽子(えぼし)の生活が日常化するにつれて、頭髪よりも被(かぶ)り物に飾りとしてつけるようになります。もちろん、儀式、官位、身分によって一定のルールがありました。
女性の場合は、飛鳥(あすか)・奈良時代に衣服令が定められて、礼服を着用するおりには宝髻(ほうけい)にしていましたが、平安時代以降になって、盛儀のときに着用する女房晴装束には、髪上げをしてから釵子(さいし)を飾りとしました。庶民生活のなかで髪飾りが用いられるようになったのは、下げ髪にかわって、髷(まげ)のある髪形ができた江戸時代からとなります。
まず最初に櫛(くし)、笄(こうがい)、簪(かんざし)が挿され、これに加えて手絡(てがら)、丈長紙(たけなががみ)、根掛(ねがけ)、はね元結(もとゆい)などが用いられました。遊里における花魁(おいらん)の姿の華やかさから、町人の粋姿(いきすがた)にまで髪飾りはその一役を担ったのです。
明治になり、日本髪より束髪(そくはつ)が流行するようになって、日本的な髪飾りは一時減少してしまいます。明治末から大正初期にかけては松井須磨子(すまこ)が演じた『復活』にちなんで、ゴムの輪櫛(わぐし)が「カチューシャ」とよばれてふたたび少女たちの間で大流行。第一次世界大戦後は断髪の流行やパーマネント・ウエーブの普及の余波を受けて、急速に髪飾りは減っていきます。しかし、お正月などの晴れ着を着る際に新日本髪には髪飾りとしての花簪(はなかんざし)は必需品であり、打掛(うちかけ)姿の花嫁衣装には欠かせないものの一つです。
コトバンク [ 時事問題、ニュースもわかるネット百科事典 ]参照
つまり女性にとって髪飾りは大切なお洒落なのでございます。粋姿という言葉を初めて知りました。かっこいいフレーズだ。Ikisugata.nice!
髪飾りの重要性を理解したことで、友人が急いでいる理由はおおよそ把握出来ました。つまり必要になったと。早くほしいと。そうゆうことでございます。間違いなく。
ショップ探しのポイント
さぁ、では何を基準に探していくか。やはり友人としはナンバー1を見つけ出し、そしておすすめしたいところです。これまでも、特化ではなく総合的視点で提案を行ってきました。そこは譲れない。それでは髪飾り取扱店に求める要素をネットサーフィンしながらピックアップしてみます。
その①オーダーメイド可能
まずはこれ。髪飾りは小物ですし、直接肌に触れる(頭皮)箇所もありますから、価格にもよりますがなるべくなら購入したい。そして価格にもよりますがオーダーメイドしたい。何故ならば、タイトルにもあるとおり髪飾りは使用するシーンが限定的であります。成人式、浴衣、結婚式、卒業式など。こういった場合、親から子へと受け継がれ時代を越えていくという素晴らしいストーリーが見えてきます。つまり小物は一生物という捉え方。ずばり『オーダーメイド受付が可能である』という要素は重要です。
その②実績が豊富
老舗=優良店という式ではありません。あくまでも実績数です。老舗でも新店でも構いません。最低でも100以上のオーダーメイド又は作品数が欲しい。欲を言えば300以上の実績を証明していただきたい。特にオーダーメイドは料金をいただかなければ制作が出来ないので、オーダーメイドの実績数が豊富ということは、それだけ人気があり、リピーターも期待でき、実力やサービス品質の証明になります。
その③レンタルもやっている
その①と真逆になりますが、無理に購入、オーダーする必要はありません。今回の友人のように急ぎの場合はオーダーしている時間などありませんから、レンタル商品があることは頼れる強い味方になってくれます。
その④リメイク可能
主観入ります。僕はじいちゃん子です。じいちゃんは2年前に天へと昇ってしまいましたが、大好きだったじいちゃんが使っていた万年筆と、昔の人が持っている手のひらサイズの丸い時計(チェーンが付いてる映画によく出てくるやつです)を遺品として僕は持っています。両方とも実働なのですが、ジャケットやデニムはサイズ的に入りません。その誰も着ることの出来ないデニムやジャケットを見て僕は思ったのです。これリメイクしてくれる人はいないのかと。デニムであれば小物入れにするとか、エコバックにするとか。そういったサービスは高齢化真っ只中の日本にとって必要なサービスだと思うのです。そういった遺品を分解して髪飾りのパーツに出来たら素晴らしいなと。そう思うのです。
その⑤年中無休
さすがに厳しいか。働き方改革の中、さすがに厳しいか。願わくば年中無休。急ぎの案件にバッチリ対応してくれると嬉しです。
その⑥全国対応可能
これは独自のECサイトを有しているかという要素でもあります。自社でECサイトを展開しているということは、順次新商品を作っている場合が多いと予想。つまり品数やバリエーションが豊かである。
その⑦情熱、こだわり、誇りを持っている
最後は希望です。全ての仕事、サービスにおいてこの要素の有無は決定打になりえます。口だけではなくて、文字どおり真心と拘り(こだわり)を持って制作し、自分の仕事や商品に誇りを持っている人にオーダーやセレクトはお願いしたいなと思います。そして古臭い言い方ですが、好きなことに全力で取り組んでいる人は信頼できます。間違いなく。
以上の要素を”全て”持っている店舗又は会社を探し出していきます。エリアは基本的に東京ですが、髪飾り専門というのは数が少ないはずなので全国を対象に検索スタートです。
※よく目にする比較サイトのようなことはしません。一球入魂。1位は唯一無二なのです。
マリエフルリールで確定
髪飾り専門というニッチな業界だったからか、1時間ほどで見つけさせていただきました。そのお店の名は”マリエフルリール”さん。
希望する7つ全ての要素を満たしており、安心して友人に勧めることができます。特筆すべき理由を書きます。
まずは簡単にご紹介
マリエフルリールさんは、大正浪漫をコンセプトにバリエーション豊富な髪飾りやピアス、海外の方向けの簡単に着れる浴衣などを制作、販売しているお店です。その品数たるや毎日デザインしているのですか?と言いたくなるような数。美容室やテレビ番組などメディア提供実績のある、業界では名の通ったお店なのであります。素晴らしい。
気合いが違う
私もWEB屋です。企業、飲食店、病院など様々なホームページやパンフレットをデザインしてきました。だからこそオリジナルデザインの難しさは痛いほど分かります。コンセプトを表現するのは本当に難しいのです。そして時間がかかる。しかし、マリエフルリールさんは、髪飾りに命をかけていますという情熱が生む絶対に被らない独特のデザインを数多く制作しています。これは指事されて作れるものではありません。その証として、強烈なこだわりと顧客満足度を追求したサービス精神がaboutから見て取れます。デザイナーとして尊敬します。天晴れ。
ハンドメイド
職人といえばハンドメイド。手作りでなんぼです。機械やAIというイノベーションは髪飾りには不要なのです。大切なのは完成度。重要なのはディティール。数多くの失敗を重ね、数多くの成長を重ねてきたその職人技が織りなす芸術的作品。やはり手作りは最高です。モノが違う。
リメイク
僕のわがままな望みであるリメイク受付。そのまさかなんです。やってるんです。思い出の品を再利用して一生物として蘇らせるこのサービス。WEB屋には真似出来ないとても人間味溢れるこのサービス。感激したので姉にも教えました。
様々なシチュエーションに余裕で対応
今回の命令であったシチュエーション。結婚式、成人式、卒業式、七五三、浴衣への対応ですね。一々言うまでもなく当然のごとく対応してくれています。ここまでくるとNHK『プロフェッショナル仕事の流儀』かTBS『情熱大陸』に出演されることを強くお勧めいたします。
オーダーメイドのステップ
レンタルや購入ではなく、オーダーメイドを希望される場合は以下のような流れになります。
注文 → デザイン提案 → デザイン確認 → 代金引換→ 制作 → 発送
注文したら何度でも何度でもお客様が納得いくまで修正可能のようです。一方的にデザイン が決められてしまうことはないので、安心してオーダー出来ます。何度でもというのはすごいですね…WEBや紙媒体だと修正は2〜4回までということがありますが、何度でもですか…
気になった方は一度お問い合わせを
職人にありがちな短時間受付ではなく「年中無休」です。もう褒めることなどしません。髪飾りを愛しているのであれば、この神対応が当たり前なのかもしれません。普通です普通。ということで、不明点やご相談はネットで不確かな情報を見るのではなく、プロに直接問い合わせする方が早いし分かりやすいので、ご連絡を推奨です。
いかがでしたでしょうか?友人の命令に忠実にしたがったところ、思わぬ自己啓発に出くわしてしまいました。僕もいちデザイナーとして髪飾り職人マリエフルリールさんを見習って、今以上に情熱と拘りと誇りを胸に生きていきます。最後までお読みいただきありがとうございました。
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