藤田菜七子騎手(美浦・根本厩舎)が6月6日にスウェーデンのストックホルムで開催されるファティマ・ビント・ムバラク妃殿下主催の「レディースワールドチャンピオンシップ」第8戦に、日本代表騎手として招待されたことが発表された。競馬場はまだ決定していない。
招待を受けている騎手は英国、フランス、スウェーデン、ドイツ、ポーランド、デンマーク、ノルウェーと日本を含め8カ国となっており、各国から1人ずつ参加する予定となっている。
藤田菜七子騎手は当初、第7戦のイタリアラウンドに参加する予定だったのだが、ルール変更によりアマチュア騎手限定レースとなってしまったため、出場レースが変更となった。
このレディースワールドチャンピオンシップは世界各地で女性騎手を招待し、1年間で13回開催され、各レースの優勝者は11月12日にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで開催される第14戦「ファイナル」の出場権を得ることができる。
昨年は第13戦に出場する予定だったが、騎乗馬の「アルティメットフォース」競争除外となったため、不参加になっていた。理由はレース直前のパドックでアルティメットフォースが立ち上がり、騎手を振り落とし放馬。騎手は幸い軽傷で済んだが、馬はそのまま競争除外となった。
藤田奈七子騎手は5月に同日に2勝利するなど、上がり調子なはずなので世界の舞台での活躍にも期待される。
2頭の香港馬の調教消化
6月4日の安田記念に出場する2頭の香港馬が千葉県白井市にあるJRA競馬学校のダートコースで調教を消化した。
今回の安田記念に参加する香港馬はセン馬6歳のビューティーオンリー(香港A.クルーズ厩舎)とセン馬7歳のコンテントメント(香港J.サイズ厩舎)の2頭である。
ビューティーオンリーは1ハロン26〜33秒程度のキャンター、コンテントメントはそれより少し早い13〜25秒程度のキャンターで済ませていた。両馬ともにゲート試験も合格した。
ビューテーオンリーのワイキャット・モー調教助手によると、体調は良好でカイバ食いも良いそうで輸送での不調の心配はなさそうだ。雨の影響で柔らかい馬場だったがうまく対応しており、日に日に調子が上がっているとのこと。
ビューテーオンリーは適応力が高く、日本の馬場でも問題なく走り、レースの展開ペースに合わせることができるので、本番も期待が高まる。
コンテントメントのシンホン・パン調教助手は「体調に問題はありません。追い切りに特に問題はなく、いい調整ができました。昨年は初めての海外遠征でナーバスになっていた部分がありましたが、今回はすでに落ち着いており、前回よりもいい精神状態で臨めると思います。」とコメントした。
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