ソウルスターリング快勝!|競馬ニュース

競馬news_ナビ男の競馬録

5月21日、第78回優駿牝馬オークスが開催され、東京競馬場に集まった18頭が優勝を目指し競い合った。1番人気であったソウルスターリング(ルメール騎手)が勝利し、賞金1億円を獲得した。勝ちタイムは2分24秒1。ルメール騎手にとってオークスで初勝利となった。

2、3番手の好位につきレースを進め、直線を向いて早めに先頭に並びかけると、最後の200mで抜け出し、1着でゴール板を通過した。2着にはソウルスターリングと同じ1枠のモズカッチャン。3着は2番人気であったアドマイヤミヤビが入った。

桜花賞では馬場に苦しみ3着と勝利を逃していたが、ルメール騎手は「自信があった。桜花賞は馬場が重く外枠だった。強い馬なので、またGⅠ勝てると思う。」と語った。ルメール騎手は初のオークス制覇だったこともあり、感情が高ぶったまま「本当に強かった。すごく嬉しい。」とも語っていた。

入場制限?民進党が法案原案

ギャンブル依存症対策を検討している民進党の作業チームは、依存症の防止として、競馬場などへの未成年の入場制限を設けるといった施策の実施などを求める法案の原案をまとめたことをNHKが報じた。

ギャンブル依存症の人口が500万人を超えると言われている日本では、現在その対策は十分とは言えない。日本の生産性をあげるためにも対策の重要性は高いと思われる。

具体的には「競馬場などに未成年者が入場できないようにすること」や「一定期間に馬券の購入やパチンコなどに費やす金額を制限できるシステムの整備」に特に配慮するとのこと。民進党はこの原案を党内でさらに議論し、今月中には法案をまとめたい考えのようだ。

競馬場の入場制限に関しては、家族で訪れるテーマパークとしての役割も担っている現状を考えると非現実的なように感じる。個人のギャンブルに関する購入制限システムの整備は可能であっても、整備完了するまでに莫大な資金と時間がかかると簡単に予想できる。仮に動き出すとしてもまだまだ他にも問題が山積みなことは間違いない。

競馬に身を滅ぼしてしまう人がいることも確かではあるが、2兆円を超える日本の大きな産業の一つが大きく衰退することには、農林水産省や競馬を愛するファンにとって非常に残念なことである。歴史ある競馬を簡単に失うことは個人的も避けたい。

競馬に限らず、ギャンブル依存症の人口を減らすためには、専門的な治療を受けられる医療機関の整備も必要になってくる。ポスターで貼ってあるのを見かけるが、自分から治療を受けにいくのはどうしても難しい。そのため治療の効果や受け入れの体制を依存症の人にわかってもらう努力をしていく必要がある。

日本は長い歴史の中で、競馬先進国として認められてからまだそう長くない。これから大きくなっていく産業が盛り上がって欲しいので、ただ衰退させる法案が決まらないことを願っている。

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