2020 阪急杯有力データ
阪急杯は4歳以上の馬による重賞競走、創設時の距離は2,200mでしたが、その後幾度かの距離変更を経て2006年に現在の1,400mの距離になりました。設立当初は中距離でしたが現在では春の短距離G1、高松宮記念の前哨戦として1着馬には優先出走権が与えられます。
賞金
1着:4,100万円
2着:1,600万円
3着:1,000万円
4着:620万円
5着:410万円
レースの売上
2018年:51億2,788万円
2017年:39億2,853万円
2016年:45億9,612万円
2015年:47億6,560万円
2014年:37億6,948万円
2013年:46億7,845万円
2012年:40億3,286万円
阪神競馬場へのアクセス
大阪から阪急神戸線で約30分、同じく神戸三宮から約25分。ともに西宮北口駅で乗り換えて宝塚方面へ。阪急今津線仁川駅から専用地下道、専用通路(サンライトウォーク)で徒歩約5分。
朝日杯FSの来場者数は、先週の阪神JFと差はなくおよそ3万人ほどです。宝塚記念の来場者数平均6万人なので、G1の中では比較的に空いてる方だと思います。
入場料:200円
開門:時間9時00分(混雑状況などにより変更あり)
発売:原則として9時30分から(前日発売は17時00分まで)
※一部の投票所では9時20分から発売
阪神競馬場指定席
現地で観戦しようと思う人へ簡単に指定席について調べ、オススメをピックアップしました。
UMACAシート (スタンド4階 ラウンジフロア 税別2,800円)
UMACAと言われるICカードを購入し、キャッシュレスで競馬を楽しめるシートとなります。モニターではレースやパドック映像はもちろんJRA-VANを利用できたりとサービス面に優れていますね。
Sラウンジシート スタンド6階(1名 税別3,300円)
二人掛けの観戦席です。各テーブル2席ごとに1台ずつ小型のテレビが設置されており、1席ごとにコンセントもございます。ゴールからは遠くなっておりますが、 スタンドの最上階から落ち着いてゆっくり観戦できるシートです。阪神競馬場のシートはSからA,B,C,Dとランク分けがされておりSでも1名3,300円とリーズナブルな点もオススメです。
周辺駐車場料金1,000円
(パークウインズ時(場外発売時)1,000円)
注記:JRA直営駐車場のほか民間駐車場があります。
・JRA直営駐車場のほかに民間駐車場もあります。
コース紹介
阪神 芝1,400m
阪神競馬場の芝1,400mは2コーナーポケットの位置からスタートし、特徴としては最後の直線前の2回のコーナーが膨らんでおり、馬群がバラけやすいのでここで外枠にいる馬は多少の距離をロスしてしまいます。かといってコーナーまでの距離も長いため外枠の馬だからといって不利はあまりなく、いかにポジション取りを上手く運べるかが重要なコースとなります。
データで見る傾向と対策 過去10年分
配当
年度 | 単勝 | 馬連 | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
2018 | 1,680円 | 2,840円 | 7,520円 | 4,270円 | 32,160円 |
2017 | 2,570円 | 13,090円 | 33,100円 | 239,760円 | 2,483,180円 |
2016 | 380円 | 1,510円 | 2,660円 | 4,070円 | 18,050円 |
2015 | 660円 | 3,390円 | 6,700円 | 48,690円 | 236,350円 |
2014 | 480円 | 3,610円 | 6,060円 | 13,480円 | 66,530円 |
2013 | 160円 | 590円 | 850円 | 7,060円 | 20,500円 |
2012 | 1,020円 | 4,280円 | 8,880円 | 5,160円 | 40,960円 |
2011 | 840円 | 1,270円 | 3,300円 | 3,500円 | 22,840円 |
2010 | 440円 | 2,770円 | 4,510円 | 11,570円 | 48,640円 |
2009 | 1,110円 | 3,330円 | 7,560円 | 5,290円 | 39,640円 |
3連単1頭軸マルチで10年購入すると
ここでは3連単を1頭軸マルチで購入した結果を報告します。購入ルールとして軸は1番人気、相手7頭は人気順(2〜8番人気)、点数は126点の1点100円。以下10年分の結果です。
年度 | 決着順 | 結果 | 購入額 | 払い戻し | 累計 |
2009 | 7-3-2人気 | 不的中 | 12,600 | 0 | -12,600 |
2010 | 2-5-7人気 | 不的中 | 12,600 | 0 | -25,200 |
2011 | 4-1-5人気 | 的中 | 12,600 | +22,840 | -14,960 |
2012 | 4-3-1人気 | 的中 | 12,600 | +40,960 | +13,400 |
2013 | 1-2-11人気 | 不的中 | 12,600 | 0 | +800 |
2014 | 2-8-5人気 | 不的中 | 12,600 | 0 | -11,800 |
2015 | 2-4-9人気 | 不的中 | 12,600 | 0 | -24,400 |
2016 | 1-4-5人気 | 的中 | 12,600 | +18,050 | -18,950 |
2017 | 7-4-12人気 | 不的中 | 12,600 | 0 | -31,550 |
2018 | 7-1-2人気 | 的中 | 12,600 | +32,160 | -11,990 |
10年の的中数は4回とまずまずの結果でした。1番人気が絡んだ割には平均配当が大きくないですが、理由としては1番人気が1着をとる回数が2回と少ない為であり、このことから混戦模様のレースだということが伺えます。
枠
枠順 | 着度数 | 勝率 | 複勝率 |
1枠 | 4-5-1-25 | 11.4% | 28.6% |
2枠 | 7-2-5-23 | 18.9% | 37.8% |
3枠 | 2-3-4-29 | 5.3% | 23.7% |
4枠 | 1-3-3-31 | 2.6% | 18.4% |
5枠 | 2-1-1-36 | 5.0% | 10.0% |
6枠 | 1-1-3-35 | 2.5% | 12.5% |
7枠 | 3-2-0-37 | 7.1% | 11.9% |
8枠 | 1-2-3-36 | 2.4% | 14.3% |
枠順は内枠有利の傾向にあり、1.2.3枠が安定した数値を出しています。特に2枠の成績は単複ともに優秀です。5〜8枠の成績にはあまり差がなく、やはり阪神1,400mはポジションが重要なコースということがわかります。
人気
単勝人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 4-5-2-9 | 20.0% | 45.0% | 55.0% |
2番人気 | 6-1-4-9 | 30.0% | 35.0% | 55.0% |
3番人気 | 3-5-0-12 | 15.0% | 40.0% | 55.0% |
4番人気 | 3-3-2-12 | 15.0% | 30.0% | 40.0% |
5番人気 | 0-2-5-13 | 0.0% | 10.0% | 35.0% |
6〜9番人気 | 4-2-4-70 | 5.0% | 7.5% | 12.5% |
10番人気以下 | 1-1-3-127 | 0.8% | 1.5% | 3.8% |
上位人気から下位人気の馬まで順当な数値です。1〜3番人気までの馬を軸馬に馬券を組み立てていくのがセオリーなレースです。
脚質
脚質 | 着度別数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 5-2-1-12 | 25.0% | 35.0% | 40.0% |
先行 | 8-6-7-54 | 10.7% | 18.7% | 28.0% |
差し | 7-8-6-97 | 5.9% | 12.7% | 17.8% |
追込 | 1-3-6-89 | 1.0% | 4.0% | 10.1% |
逃げ・先行といった先行脚質の数値が優秀です。後方脚質は少々不利な傾向にありますが、そこまで落ち込んだ数値ではないので先行脚質の馬を多くだけに目を向けてしまうのには注意しましょう。
出走予定馬
アドマイヤゴッド牡7 56.0 北村友 須貝
エントシャイデン牡4 56.0 坂井 矢作
コウエイタケル 牡8 56.0 小牧 山内
スターオブペルシャ セ6 56.0 杉原 藤沢和
スマートオーディン 牡6 56.0 藤岡佑 池江
タイムトリップ 牡5 56.0 浜中 菊川
ダイアナヘイロー 牝6 55.0 武豊 大根田
ダイメイフジ 牡5 56.0 和田 森田
トウショウピスト 牡7 56.0 古川 土田
ヒルノデイバロー 牡8 56.0 四位 昆
ミスターメロディ 牡4 56.0 福永 藤原英
ヤングマンパワー 牡7 56.0 池添 手塚
ラインスピリット 牡8 56.0 森一 松永昌
リョーノテソーロ 牡4 56.0 幸 武井
リライアブルエース 牡6 56.0 松山 矢作
レッツゴードンキ 牝7 54.0 岩田 梅田
ロードクエスト 牡6 57.0 川田 小島
ロジクライ 牡6 56.0 横山典 須貝
2018年優勝馬
ダイアナヘイロー
調教師:大根田裕(栗東所属) 馬主:駒秀
血統
父キングヘイロー ダンシングブレーヴ
グッバイヘイロー
母ヤマカツセイレーン グラスワンダー
ヤマカツサクラ
動画
2018年:ダイアナヘイロー
2017年:トーキングドラム
2016年:ミッキーアイル
2015年:ダイワマッジョーレ
2014年:コパノリチャード
2013年:ロードカナロア
2012年:マジンプロスパー
2011年:サンカルロ
2010年:エーシンフォワード
2009年:ビービーガルダン
筆者コメント
私の印象に残る阪急杯は2014年の勝ち馬ミッキーアイルです。このレースの前年安田記念で15着、スプリンターズSで4着、その後の海外遠征した香港スプリントでも7着と実力が出せず精細を欠いている中挑んだこの阪急杯、もちろん1番人気で出場したミッキーアイルですがオッズは3.8倍と懸念されていました。このレースでも前目につけたミッキーアイルは最後の直線、後続の馬との距離は1馬身程で見てるこちらもヒヤヒヤしましたが、まさに根性といえる粘り勝ちを見せてくれました。その後はG1を2着2回と1着1回と調子を取り戻し、引退戦まで皆の記憶に残る馬として頑張ってくれました。
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