【徹底比較】買取フランチャイズ|加盟するならどこがベストか【評判】

記事公開日:2020年02月24日
最終更新日:2024年10月01日

自己紹介

無数に存在するフェイク情報。これを正すことに使命を感じ、不定期で記事を作成しています。とにかく嘘が嫌い。嘘に騙される自分も嫌い。

複数の加盟開発やクラウドファンディングに携わり、独立と労働についての見識はある程度心得ています。

皆さま改めましてこんにちは。

今回はマーケット上昇中の買取業界において、フランチャイズ加盟する場合どこの企業が良いのか。この核心に迫ってみたいと思います。

対象の企業はフランチャイズ情報サイト「アントレ」に掲載されている中から個人的な主観でピックアップします。買取業界への進出や加盟に悩まれている方への参考になれば幸いです。

※当記事は自分で調べた情報を脚色せずにありのまま書いています。比較系ランキングサイトと大きく異なる部分があるかもしれませんが、それは何故か?ご想像にお任せしますが、意図的に作成されたランキングサイトには十分お気をつけ下さい。

また、当記事は買取業界関係者様、情報誌担当者様、実際に加盟したオーナー様から伺った内容をもとに作成しています。

買取・リユース市場について

まず、フランチャイズ加盟を検討する前に買取業界について【重要】と感じたことをご紹介します。

ここでお伝えしたいことは、買取業界は次のフェーズに移行しつつあり、以前にも増してホットな状態になっているということです。「買取業界は下火だ」という知人もおりましたが、私はその逆だと自信を持って言えます。

フリマアプリとの競合優位性

最も気になることではないでしょうか。上記に書いた知人の買取業界下火発言ですが、メルカリを始めとするフリマアプリが勢力を拡大してきたことを受けての発言だと思います。

そう考えるのは自然ですよね。買取店舗のCMなんてほとんど見ないですし、後述する最も有名な買取店舗よりも「メルカリ」の方が今となっては有名でしょう。

しかし、買取店舗の売上は現実に伸びているのです。メルカリが新たな売買マーケットを創出したのに買取店舗の売上は下がらないのか。むしろ何故伸びているのか。それは【役割】が原因だと考えられます。

メルカリで売れるもの(買えるもの)の価格

買取フランチャイズ

単純な話ですが、メルカリユーザーは買取店舗のメインターゲットではないのです。私はダイヤモンドの指輪をメルカリで買いません。私はエルメスのバーキンをメルカリで買いません。

きっと皆さんも同じだと思います。値段の高い商品は正規店や信頼できる場所で実際に見て買いたいですよね。中古となると尚更です。

メルカリユーザーの生の声はこちらです。

↑情報が削除されてしまいました。ページに記載されていたのは、『メルカリで使える金額はいくらまで?』という趣旨のもので、多くの方は最大で10,000円〜20,000円と回答しており、中には3,000円までという方もいらっしゃいました。

この現象は、これまでの経験からくる防衛策だと思います。後悔や失敗をしないために自分の価値観で購入限度額を設けています。これはメルカリに限らず、オークションなどのCtoC売買サービス全てに共通していることです。

【買えるもの=売れるもの】

これが重要です。

楽天市場やAmazonは審査を通過した信頼出来る店舗が商品を出品しているので、数十万円する商品でも詳細が分かっていれば抵抗なく購入されているはずです。

売れるまでの手間、売れた後の手間

フリマアプリやオークションは買う側にとっては便利ですが、売る側は意外と大変です。

唯一無二の商品であればまだしも、基本的には同一同型商品が既に出品されていますから、自分の商品が閲覧されるように工夫しなければなりません。

写真撮影、商品説明文、コメント等への返信対応など。

特に、サムネイルと呼ばれる一覧に掲載する代表写真は重要。場合によってはテキストを挿入するなど目に留まるよう努力しなければなりません。

そして売れた後。商品を丁寧に梱包し発送しなければなりません。

梱包が雑だと低評価が付けられてしまい、今後の取引に影響してしまいます。

この売る側の手間は、人によってプレッシャーやストレスを感じてしまいます。

「以前はやってたけど、面倒になってやめた」

という方は沢山いらっしゃいます。

買取店舗の出番です

フリマアプリやオークションで売れないのならどこで売るか?選択肢はただ一つ。買取店舗となります。

買取店舗であれば目の前に買い手がいますので、メルカリのように「これぐらいで買い取ってほしい!」と伝えることが可能、その場で現金化出来ます。(一部のケースを除く)

つまり、失敗リスク(価格)の低いものはメルカリ、それ以外は全て買取店舗。このような区分けが自然と形成されているということになります。

買取店舗からすると数千円のものは微益にしかなりませんので、きっと心から望んでいる商品ではないでしょう。やはり数万円以上の商品を望んでいるはず。

そう。買取店はメルカリでは売れないものを求めているんです。

このことから『メルカリが買取店舗の存在を脅かすことはない』と言えます。

目覚めるマーケット

自分の所有物を売った経験がない。

これは人口の50%以上に該当すると経済産業省が公表しています。

売った経験のある方からすると俄に信じがたい数値ですが、売ろうとしても買取価格が希望価格に満たない時などは「売らずに自分で持っておくか」という思考になるのは皆同じなので、売ろうとしたけど売らなかった人を含むデータとしては正しいように思えます。

この50%の層は何も高齢者だけではありません。20代〜50代も多く含まれています。

こういった層へのアプローチは難しく、買取店は手段を持っていません。折り込みチラシを配布しても上記で書いた希望する商品を持ち込んでもらえる可能性は低いでしょう。

その理由は数万円で売れる高価なものだからです。

…もう少し噛み砕いてみます。

初めて何かを売るときにいきなり高額商品を売る人は珍しいですよね。まずは手放しやすいものからです。

メルカリがその役目を担っています。マーケット活性化の流れはこうです。

  1. これまで売却経験がありません
  2. メルカリの利便性を認識
  3. メルカリに出品
  4. 希望価格で売れる
  5. 売ることに抵抗がなくなる
  6. 高額商品をメルカリに出品してみる
  7. 思うように売れない
  8. 買取店に持ち込む

合点がいきますよね。

実際にあった話を書きます。私の母は明らかに使わないであろう財布、バッグ、アクセサリー、靴を多く保有しています。

実家の下駄箱には私の靴を入れるスペースがないほど母の靴で埋め尽くされています。

しかし使わないのです。しかし捨てないのです。聞けば思い出がどうのとか、将来あんたの奥さんにあげるとか言って手放すことを拒否しています。

そこで、試しにメルカリで使用感のない美品のブレスレットを出品しました。確かティファニーだったと思います。適当に値段をつけて9800円で翌日売れました。それを聞いてすぐに使い込んだフルフェイスのヘルメットを持ってきました。(それは売れない…)

以上のようにメルカリで取引が成立すると、どこからともなく湧いてくる高揚感や満足感を経験し、使わないのなら売ってみよう。となるのです。

そして、高額商品を出品する日がやってきます。

しかし高いものだと売れ行きが悪い。反応が鈍い。売りに出したからには早めに取引を成立させたいという心理も働き、買取店舗に持ち込んでみる。という構図です。

きっと今日も「売ることへ抵抗をなくす方」が現れていることでしょう。

このことからメルカリ、ラクマなどのフリマアプリ勢が多額の広告予算を割いて露出を高めることで、リユースマーケット全体の活性化に繋がっているのです。

競合優位性というよりも役割分担がきちんとされており共存共栄していると言えます。

買取フランチャイズの仕組みについて

買取フランチャイズ

買取フランチャイズの運営について簡単に解説します。

お客様が持ち込まれた商品を査定し、査定額を提示します。問題なければ取引成立。その場で現金買取を行い商品は店舗の所有物となります。

所有物となった商品は、楽天市場やYahoo!ショッピング等のecモール、ネットオークションに出品するか、取引のある卸売業者かフランチャイズ本部に売却することで現金化します。

これが一連の流れです。

どこの買取フランチャイズであっても共通です。

卸売業者に売却するケースが多い

お客様から買い取った商品を楽天市場等のecモールへ出品する方法は、自社で価格を設定することで利益を追求しやすいというメリットがある一方でリスクも存在します。

それは売れなかった時にキャッシュがショートする可能性があるということです。

お客様との取引時に買取金額(査定額)を支払ってしまうため、支出が発生します。その状況でecモールに出品する訳ですから、商品が買われない限り利益は生まれません。

これが数十〜数百商品に及ぶと、新たにお客様から買い取るための資金が底を突き、店舗機能停止の事態に陥ります。

それを防ぐために卸売業者へ売却し現金化を行うことになるのですが、卸売業者との取引はとても早く(早いケースがほとんど)数営業日で現金化できます。

これらの理由に加え、ecモールへ出品するには商品画像の撮影や、商品発送の工数が発生するため、多くの買取店舗は卸売業者へ売却しているのが現状です。

買取のフランチャイズ本部に求めること

前置きはここまでにして、買取フランチャイズを比較検討するにあたりいくつか比較要素を定義します。あくまで私個人の主観ですが、多くの方が同じ考えであると思っています。優先度順に書いていきます。

1.撤退数、撤退率
調査の難しい部分ですが、参考にすべき大切な要素です。どこのフランチャイズ本部も買取業界未経験でも問題ありません。と謳っていますので、私同様の素人が加盟しても本当に問題なく経営を続けられるか。

当然ながら撤退数が少なければ少ないだけ優秀なフランチャイズ本部ということになります。

2.中間マージン(手数料)
コンビニや飲食店など様々な実店舗型フランチャイズを見てきましたが、手数料を搾取する酷い本部が実際にありました。

ここでの中間マージンとは、商品を査定する機器、内装工事費、店舗家賃、広告費などの費用に本部手数料が乗せられていないかを見ます。

3.集客方法
どのような方法で集客を行なっているのか。

買取店舗は基本的に地域密着型になることが多いため、その傾向から駅前などの一等立地への出店が検討されますが、そういった場所だと家賃等の固定経費も高く、永続的な運営が難しいと想定されますので、一等立地に頼らない集客戦略を積極的に評価したいと思います。

4.査定方法
業界関係者に聞くと査定方法は大きく分けて2パターンあるようです。一つは店舗スタッフ自身が機器や知識を用いて査定する方法、もう一つは商品を卸業者にテレビ電話で見せ買取金額を聞く方法。

昨今、精度の高いコピー品が出回っていることから、経験の浅いスタッフだけのフィルターで査定する方法は危険に思いますので、買取金額が保証された「テレビ電話で卸業者に買取金額を聞く方法」を評価したいところです。

5.強み・弱み
どこの本部にも誇れる部分と、補わなければならない部分が存在するはずです。弱みがあることは当然なので、それについての考え方にも注目して判定します。

以上5項目を私のコメント付きで評価し、それぞれのニーズに合うおすすめフランチャイズを決定します。それでは比較開始です。

こやし屋

運営会社株式会社トリアイナ
URLhttps://www.coyashiya-fc.jp/
本社東京都江東区青海2-7-4 the SOHO 205号
TEL03-6912-7207
店舗数2店舗
加盟金500万円
ロイヤリティ毎月0〜15万円?

1.撤退数、撤退率
フランチャイズ実績がないため評価できず。

2.中間マージン(手数料)
オーナーが買取した商品を本部に卸す際に手数料発生。3%〜5%の予想。

3.集客方法
折り込みチラシ、ビラ配り

4.査定方法
本部(テレビ電話)

5.強み
本部卸し限定のため、即現金化可能。

6.弱み
フランチャイズ実績、経験が一切ない。
本部にしか卸せない。

–企業情報–
取締役会長を三浦哲郎氏が務める株式会社トリアイナは、2011年7月に創業した会社です。 社員は約30名からスタートし、11年経った2022年現在では約450人に増えています。 自社ec「VINTAGE BRAND TOKYO」を運営しており、ライブ配信とecを掛け合わせた“ライブコマース”で業績を向上させました。

筆者コメント

YouTubeを活用した露出によって一部で話題になっている「こやし屋」です。

ここでは、反響やビジョンは置いておき、現実的な部分について書きます。

まず、フランチャイズ実績が一切ないというのは、数値的根拠も一切ないということで、予想の範囲をでません。

地域差を埋められる、再現性ある戦略の数値的根拠はフランチャイズ展開において肝。必要不可欠です。

筆者としては本部直営店は加盟店のサンプル店として様々な施策を行い、成功失敗問わずその全てのナレッジを加盟店へ共有するべき。また、それを継続するべき。』という考えを持っていますので、FC実績や直営店舗が乏しいという段階で加盟検討価値を失います。

FCモデルケースとして直営店を都市部から地方に至るまで様々な環境下において、最低でも1年以上運営したのであれば数値的根拠は整うのですが。

何故そうなるのか?を聞くと、「〇〇だと“思う”からです」という回答になってしまい、話が前に進みません。

自社内で新たな挑戦を自社の資金で行うのであれば全く問題ないのですが、他人の資金、他人の時間、他人の人生を背負う側としては、責任が薄いように感じてしまいます。

この「数値的根拠が一切ない」という課題を打ち消す施策として「〇〇名限定」というアプローチをしていると考えられます。また、初回のみロイヤリティゼロを掲げたのもこの課題を打ち消す意味が大きいでしょう。これらはマーケティングにおいても王道的な手法です。

実績やデータを得るために本来のキャッシュポイントを犠牲にする手法ですね。

面談によって選別する。という方法もよくあるもので、開幕から失敗しては後に影響がでてしまうため、候補者の中から【放置していても】成功できる、そもそも個人独立でも成功するような人物を選び、成功事例を作りだす目的で用いられます。

本当のところは実験フェーズ…という可能性もあります。

情報や煽りに惑わされることなく一呼吸おいて、発信されている内容や予測が正しかったか静観することを強く推奨します。

独立、フランチャイズ加盟というのは一過性の損得勘定や憶測で判断してはなりません。人生の大きな分岐です。

後悔しないためにも、時間をおきましょう。

・集客戦略とロイヤリティゼロ

次に集客戦略についてですが、具体的な内容が出てきていないので評価できません。折込と口コミ?で戦うのでしょうか。その場合、肝心の口コミ投稿全てが「1点」と酷評なのが心配ですね。

こやし屋(コヤッシュ)のクチコミ

クチコミの話は2分あたりから

肝入り施策のロイヤリティゼロについてですが、これはロイヤリティの捉え方次第で考え方は分かれます。ロイヤリティをただの手数料や看板料と考える場合は最高の条件です。反対にロイヤリティ相当の本部サポートがある場合は、払う価値が出てきます。

買取フランチャイズのロイヤリティは月20万円〜30万円なので、これがゼロになったところで最低でも120万円の利益を生み出せなければ苦しい独立となってしまうわけです。※こやし屋に限ったことではありません。

記事後半に書いていますが、ロイヤリティの価値は本部次第です。ロイヤリティに見合う集客サポートや運営サポート、物件調査力(店舗開発能力)があれば、それは看板料とは異なる意味あるものです。

こやし屋はロイヤリティの代わりに卸先が本部だけに制限されますので、本部よりも高く買い取るという卸先が現れても取引できません。ここがこやし屋加盟のメリットでもありデメリットでもあるということですね。

穿った見方ですが「固定ロイヤリティゼロだが卸先は本部のみ、経費は全て実費」という制約は事実上『完全歩合制の社員』に見えてしまいますが…

・出張買取の押し買い問題

出張買取の押し買い問題は兼ねてより問題視されていましたが、ここ最近になってペナルティが強化され、ルールも厳格化。

例えば、洋服の出張買取依頼で呼ばれた場合、査定員は洋服以外のものを買い取ってはいけません。あくまでも依頼のあった対象商品のみ。

「洋服以外に貴金属などありませんか?」このような勧誘を「不招請勧誘」と言い、特定商取引法に抵触します。上記リンクの口コミが本当だった場合、判断によっては営業停止等の重い処罰を受けることもあります。

FC本部が営業停止になった場合、FC加盟店も全店営業停止になってしまうのでしょうか?後日調べてみます。

こやし屋の本部であるトリアイナは出張買取を主たる事業として成長してきましたが、これらの状況を鑑みるに、店舗展開に切り替えざるを得ないのかもしれません。

参考までに特商法の該当ページを貼っておきます。

訪問購入|特定商取引法ガイド

訪問購入(訪問買い取り)|国民生活センター

ブランドリバリュー

買取フランチャイズ比較
運営会社株式会社STAYGOLD
URLhttp://www.staygold-sg.com/
本社東京都渋谷区東3-11-10-2F
TEL03-6427ー1153
店舗数9店舗
加盟金250万円
ロイヤリティ毎月20万円

1.撤退数、撤退率
不明。評価できず。

2.中間マージン(手数料)
不明。評価できず。

3.集客方法
折り込みチラシ

4.査定方法
本部(テレビ電話)

5.強み
上品で入店しやすい内装に加え、個室で査定を行うことでお客様のプライバシーを守れる。
本部による査定サポートがあるため査定技術、知識がなくても安心。

6.弱み
フランチャイズ展開を開始してから日が浅いため買取店舗運営に関するデータが乏しい。ブランドリバリューという名前も知られていない。

企業情報
株式会社STAYGOLDはBRINGという若者向けファッションの買取店舗からスタートし、事業を軌道に乗せた後、2016年にブランドリバリューの直営店を銀座にオープンします。銀座店に続き、渋谷店、新宿店、心斎橋店、上野店、名古屋店、なんばウォーク店と店舗を増やしています。
フランチャイズ化を開始した時期は定かではありませんが、アントレNetの掲載が開始されたのは2019年の終わり頃です。

筆者コメント

ブランドリバリューの店舗は9店舗存在しますが、その内7店舗が直営店のためフランチャイズオーナーが運営する店舗が2店舗となります。競合と比べるとあまりにも店舗が少ないため評価することが難しいです。

会社の公式サイトを閲覧すると分かりますが、スタッフの平均年齢は若いようでおそらく20代後半。この組織をもって若者向けファッションの買取が成功したのではないかと推測されます。

繰り返しになってしまいますが、FC店舗も業界関係者からの情報も少なく評価できません。買取業界の新生という印象です。

2021年6月11日 追記
「フランチャイズとして出店した店舗は撤退し、フランチャイズとしての募集も終了した。」という情報が入ってきています。募集ページは残っています。

WAKABA

買取フランチャイズ比較
運営会社株式会社フォーナイン
URLhttps://wakaba-fc.jp/
本社東京都千代田区神田松永町19
秋葉原ビルディング4F
TEL03-5846-8895
店舗数180店舗
加盟金250万円
ロイヤリティ毎月25万円

1.撤退数、撤退率
13店舗。情報では13店舗のうちFC店舗オーナーの契約違反による閉鎖が5店舗あるようです。買取業界に限らずフランチャイズ契約は全店共通の内容で契約を締結するため、特別扱いなどはなく、契約違反によるペナルティは重いため注意が必要です。セブンイレブンの深夜営業問題も記憶に新しいですね。こちらも例外なくフランチャイズ契約を解除されていました。

2.中間マージン
一切なし。

3.集客方法
店舗HP、WEB広告、SNS、公式サイト、折り込みチラシ、リペア

4.査定方法
卸業者(テレビ電話)、本部、オーナー自身による査定、AI鑑定

5.強み
本部仲介手数料一切なし、卸先業者指定なし、強制的なことは一切なし。
経営判断を奪う行為はゼロ。ストレスなく店舗経営を行える。
これまでの買取店のイメージを払拭する入店しやすい内外装。
本部・卸業者による査定サポート。
競合企業の出身者(役職者)が集結して創業したため、様々な戦略を熟知している。
コピー品買取保障。
AI鑑定導入。

6.弱み
知名度が低い。

–企業情報–
株式会社フォーナインは2016年に創業した比較的若い企業です。
創業初期はフランチャイズ募集を行わず、直営店展開を行いスタッフの育成と販促データ実績を収集。実績を作りつつ効果検証を行い、販促スキームを構築した後にフランチャイズ募集を開始します。募集開始から3年で100店舗まで成長する勢いのあるフランチャイズ本部です。

バイセルによるWAKABA買収について

・2022年6月2日追記

2020年にこの記事を書いた時からWAKABAを推奨してきた私としては、今回の上場企業による買収はどこか誇らしさを感じています。間違っていなかったなと。

複数のコメントもいただきましたので、筆者の見解、個人的意見をここに書きます。本件は、とても大きなトピックスなので長くなります。ご了承ください。

結論

この記事に書いている範囲での買取業界(車や土地等を除く)の体制は決したと感じています。理由は以下のとおりです。

面をおさえた

これはリユース系のYouTubeやブログ、ニュースでも書かれていることですね。バイセルはタイムレスオークションを運営する株式会社タイムレスを以前に買収しています。これが出口になりますね。

そして今回のWAKABA(株式会社フォーナイン)を買収することで実店舗をおさえました。いかに資本力があっても空き物件がなければ出店できませんので、そういった意味では必然的な一手です。

そしてバイセルの主力である出張買取。これはご存知のとおり全国対応済みです。

WAKABAの店舗とバイセルの出張買取によって集めた商品を、自社が運営するタイムレスオークションによって利益を生み出す。という構造と考えられます。

吉村 英毅(ひでき)氏の存在

結論に書いた「体制は決した」という理由の90%はこれです。ここをフォーカスしているニュースやコメントは少ない印象ですが、買収の本質はここにある。と思っています。

まず、バイセルの株主を見てみましょう。

42.45%と17.65%を保有しているのが吉村英毅率いるミダス財団です。財団について書くと長くなってしまうので、リンクとビジョンの一部を貼っておきます。今かなり注目されている組織ですね。

ミダスキャピタルは、日本発の世界に冠たる企業群を創りあげたいというビジョンが根幹です。一方、一社単独で数十兆円という会社を創りあげることの難しさを実感しています。

そこで、複数の起業家が参加する形での群戦略にて、大きな目標に挑戦をしていきたいと考えました。有望な起業家の集団が大きなビジョンを共有し、一社では辿り着けない地点を全員で目指していく

MIDAS財団公式サイトへ

バイセル代表である岩田社長は6.92%なので、バイセルはミダス財団の会社、つまり吉村さんの会社であると言えます。ちなみに岩田社長は吉村さんの東京大学時代の後輩です。

吉村 英毅とは

簡単にまとめます。

1982年生まれ|東京大学経済学部卒(経営管理・金融工学専攻)
株式会社エアトリ取締役(以前まで代表を務める)
株式会社ミダスキャピタル代表
株式会社BuySell Technologies取締役会長

大学時代に設立した株式会社Valcomを(合併や社名変更を経て、現在のエアトリに至る)若干34歳で東証に上場させた実力者です。

父は1957年創業の株式会社マリンフード代表。会社規模は600名、売上高約290億。

エンジニア集団エボラブルアジアの存在

吉村さんが取締役を務め、約11%の株を保有するエアトリ。そのエアトリが株主を務める会社があります。ベトナムに本社のあるエンジニア集団”エボラブルアジア”です。リンクを貼っておきます。

エボラブルアジア公式サイトへ

私のようなwebを生業にしている人間ならば一度は耳にしたことのある会社です。

この会社は、2011年に吉村さんが現エアトリのサービス強化を目的として、システム開発業に着手したタイミングで設立されました。つまり創業者は吉村さんです。

※時系列と社名変更が複雑なので割愛しています。

ベトナムは国をあげてエンジニア育成に取り組んでいるため、質、量ともに日本より優れています。その中でもトップレベルの人材を集めたのがエボラブルアジアです。その人材は1,000名以上になります。

これによってエアトリはシステムを大幅に改修、よりUIUXに優れたサービスを提供可能になり、上場に向けて前進を開始します。また、自社開発だけでなく、他社からのシステム開発も受託するようになります。

システム領域で決定的な差がつく

日本は先進国の中でもITレベルが低いことで有名です。そして買取業界は更に低いです。

買取業界に触れるたびに「昭和で止まっているのだろうか?」と感じてしまう仕組みが多々あります。同じように感じている方も多いはずです。

2013年に創業したメルカリがたった5年で上場できたのも、買取業界のITレベルが低くライバル不在、超ブルーオーシャンであったため、そこを攻めに攻めて一気に駆け上がったからです。(日本で成功してもアメリカで苦戦している理由でもある)

話を戻しまして、エボラブルがバイセルグループへ本格的な協力を開始すると、集客に必要となるアプリ・WEB・広告がより高度なものになります。

そしてデータです。

買取データはビッグデータの類ですから、これを解析分析することでさらに集客戦略が強化され、ユーザーや地域の需要にフィットした効率的かつ合理的なものへと進化できます。

また、出口が強化されれば、FC店が本部に対して卸す際の金額(売却価格)も上昇しますから、FC加盟店にとってもプラスしかありません。

WAKABAの方針は変わらない

吉村さん率いるミダス財団がバイセルを買収し、上場させることで資金を調達、調達した資金でタイムレスを買収し出口を構築、その利益によってWAKABAを買収しました。(他にも10社以上を買収済み)では、買収された会社はどうなったのでしょうか?

バイセルもタイムレスも業績を順調に伸ばしています。

バイセルに至っては、吉村さん(MIDAS)が筆頭株主になったのが2017年ですから、そこから2年で上場させたことになります。36歳で2社を上場させるというのは偉業と言えます。

では、売上や利益が増えたのは良いとして、内部はどうだったのでしょうか。

世間的には、買収と聞くとどこかマイナスイメージを持つ方も多いですよね。

これまでの文化が上書きされ、元いた従業員との摩擦が…

確かにこれはよくあるパターンですし、買取大手である「なんぼや」が「ネオスタンダード」を買収した時はこのパターンになったと耳にしました。

しかし、ミダス財団は違います。

何故ならば、企業の『郡』を作り、郡戦略による上昇を目的としているからです。それに伴い、買収先企業の代表は退任することなく、これまでどおり業務に従事することも条件に入っているようです。

ミダスの買収は、会社ではなく優秀な人材が主な目的ということです。

これによって、郡の中で補完できる部分は補完して、必要以上の干渉はせずに各企業文化を尊重する。という方針が裏付けられます。

WAKABAはこれまで成長してきた戦略やチームを維持、変わるのは(強化されるのは)システムやプログラム、そしてお客様への還元、つまり買取額。

既存オーナーや加盟検討者が不安に思うことは無い。と断言できます。

まとめ

私は、WEB関連の仕事をしながら、株やFXを行なっているのですが、だからこそ今回のWAKABA買収の意味はとてつもなく大きく感じていました。それだけ吉村英毅氏の存在や影響力は大きいのです。経営者として国内トップレベルの一人です。

当然と言えば当然ですがフォーナイン買収発表以降、バイセルの株価は連日ストップ高でした。

ストップ高とは?

彼は人を惹きつける魅力に溢れているそうで、年齢性別関係なく各方面から優秀な人材が集まってくるようです。34歳での上場は本人だけでなく、周囲のサポートがあったことは言うまでもありません。

5年以上前の動画になりますが、アップされていたので共有します。「若いから…」という先入観を払拭する立ち振る舞いです。

吉村 英毅
→株をやるなら注目するべき人物

WAKABA(バイセルグループ)
→今後の買取業界を牽引するべきFC

シンプルに今後が楽しみです。

筆者コメント

高い継続率を維持するWAKABA。その秘訣は家賃の安い2等立地にて集客を成功させているためと考えられます。

多くのビジネスモデルにおいて固定費である家賃を抑えられる意味は大きく、初期投資回収期間が他の企業に比べ大幅に短縮されるでしょう。

また、その2等立地で集客を成功させた戦略は競合企業出身の役職者が集結して考え抜いた価値ある戦略だと思います。

※各店舗住所は公式サイトから確認できます。

また、チラシに依存しやすい買取店舗においてWebを用いた販促を実施していることも高い評価です。チラシは販促の王道ですが新聞各社の業績が落ち込む現代では、最も有効な手段かというと疑問符がつきます。

このビジネスモデルにおいて広告予算は人件費以上のウエイトを占めるので、Web販促の成功は評価を上げる大きなポイントでしょう。

更に、持ち込み商品のリペアを実施しています。これは買取とは別でお客様の持ち込んだ商品を修理するというサービスです。時計や指輪、ネックレスやバッグなど経年劣化等によって破損したものを修理し代金を頂戴します。

サービスとしても需要があると思いますが、知名度の向上や販促としても効果的に見えます。

大黒屋

買取フランチャイズ
運営会社株式会社大黒屋
URLhttps://www.e-daikoku.com/fc/
本社東京都港区港南4-1-8 リバージュ品川3F
TEL03-3472-7740
店舗数244店舗
加盟金200万円
ロイヤリティ毎月10万円+利益に応じた割合請求

1.撤退数・撤退率
約50店舗。単純計算で20%ほどが撤退しているようです。理由は下に書きますが、査定方法が店頭のみ(本部サポートがない)ということで、査定金額の出し方が上手でなければ順調な経営は難しいと言えます。

2.中間マージン
あり(本部に卸をする際の手数料)

3.集客方法
折込チラシ、エキテン、チケット販売

4.査定方法
オーナー自身による査定

5.強み
業界一の知名度
オーナー査定で高収益
偽物救済制度がある
チケット販売による集客

6.弱み
一等立地を中心に展開するため初期投資や家賃が高くなりがち

–企業情報–
1979年(昭和54年)に創業した歴史ある企業です。本社は東京都港区。質屋として歩み始めましたが、時代と共にリユース形態にシフトしたようです。
主要駅前に狙いを絞った店舗展開を行い視覚的なブランディングに成功しました。オレンジの看板の大黒屋というと多くの方が知っているのではないでしょうか。

筆者コメント

業界に留まらず有名な企業ですね。

まず、書きたいこととしては『チケット売買、外貨両替』を行なっていることです。利用したことがある方もいらっしゃると思いますが、抽選販売を終了したチケットや野球やサッカー、新幹線の回数券などが販売されておりサラリーマンの方などが立ち止まってショーケースを見ていることもしばしば。

ただ、このチケット販売や両替はフランチャイズ加盟店の任意となっており、必ず行わなければならないという訳ではないようです。知名度向上には一役かっているように思えます。

次に気になるのは『オーナー査定』ですね。他のフランチャイズ本部はオーナー査定ではなく本部又は業者による査定を実施していますが、大黒屋のみがオーナー査定です。

査定技術は一朝一夕で身につけられるものではないので、正直なところ不安に感じます。

恐らく加盟時の研修である程度の技術は身につけられると思いますが、撤退理由にもあるとおり査定が上手くないと薄利になってしまうため、成功するための必須スキルとして考えなければなりません。

おたからや

買取フランチャイズ
運営会社株式会社いーふらん
URLhttp://www.kaitori-daikichi.jp/fc/
本社神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町3-33-2 横浜鶴屋町ビル7F
TEL不明。HPに記載なし
店舗数約1100店舗
加盟金240万円
ロイヤリティ毎月20万円

1.撤退数、撤退率
500店舗以上。私が耳にした情報では、2022年6月の時点で累計1500店舗出店させ500店舗の撤退となっています。これが確かな情報だった場合、今回ご紹介しているフランチャイズ本部の中で圧倒的ワースト1位。買取業界だけでなくフランチャイズビジネス全体で見ても非常に悪い数字。

2.中間マージン
基本的になし。ただ、チラシには発生していると思われる。

3.集客方法
折り込みチラシ

4.査定方法
本部・専用業者(テレビ電話)、オーナー自身による査定

5.強み
本部・専用業者による査定サポート
チラシデザインに力を入れている
チラシの戦略に自信がある
ネームバリュー

6.弱み
本部サポートが弱い

–企業情報–
遡ること1975年に前身となる会社を創業し、2000年に現在の株式会社いーふらんを設立したようです。

筆者コメント

書きたいことは山のようにあるのですが、最も発信したい情報を書きます。

日本政策金融公庫をご存知でしょうか。個人起業や小規模企業向けに小口資金を融資してくれる独立の味方です。その平均融資額は700万円で推移。

フランチャイズ本部や民間の創業融資支援サービスなどが金融公庫から融資を受けるためにサポートをすることも多々あります。

私の情報では、おたからや(株式会社いーふらん)でのフランチャイズ独立において2020年以降、金融公庫からの融資は『高い確率で断られてしまう』ようです。これは撤退する店舗が多く回収不能案件が増えたためと考えられます。

それもそのはず、おたからやの撤退率は30%という絶望的な数字。加盟させるまでがゴールなのかと考えさせられてしまいますね。

これ以上「おたからや」について書くことはありません。

フランチャイズ募集サイトである「アントレnet」や「フランチャイズ比較net」におたからやが掲載されていますが、掲載審査を行っていただきたいですね。審査は最初の一回のみで、それ以降行っていないように見えてしまいます。

募集サイトは、不特定多数の加盟候補者に向けて情報発信を行うわけですから、このような本部の掲載を継続させるのは無責任に感じます。

追記:おたからやフランチャイズ被害者の会

2021年10月頃にサイトが立ち上がっていました。これだけ多くの人から恨まれる本部。

大吉

買取フランチャイズ
運営会社株式会社エンパワー
URLhttp://www.kaitori-daikichi.jp/fc/
本社東京都新宿区西新宿6-12-1 パークウェスト7F
TEL03-6302-3660
店舗数480店舗
加盟金200万円
ロイヤリティ毎月30万円

1.撤退数、撤退率
撤退数は予測70店舗。継続率の調査はできましたが、実際の撤退店舗数は把握出来ませんでした。オーナー継続率は85%ということでしたので、その予測で書かせていただきました。

2.中間マージン
あり

3.集客方法
折り込みチラシ

4.査定方法
オーナー自身による査定、本部サポート、AI鑑定

5.強み
なし

6.弱み
本部のWebリテラシーが低い

–企業情報–
株式会社エンパワーは2010年に創業した会社です。12期を迎えた現在、社員数は380名で店舗数は約480店舗。

筆者コメント

まず、Webサイトでロイヤリティは20万円と書かれていますが、広告協賛金という名目で別途10万円の請求が発生するので実質30万円になります。

2019年末頃の調査では【初年度収入500万保証】を行っていたのですが、何らかの理由でプランを変更されたようです。

私自身もこの保証プランには懐疑的でしたので、おそらく予想していたことが起こったのだと思います。

研修はSVが店舗に1ヶ月常駐する形式です。Webサイトにある1ヶ月徹底サポートとはこのことを指しているようです。

延長や別途研修を希望する場合は、料金を支払うことで可能とのこと。基本1ヶ月で終了します。

気になる集客方法はやはりチラシです。上記の弱みに書いたとおり、本部のWeb戦略はまだ確立されていないようです。

以前行っていた収入保証プランはSVが1年間常駐するなど良い部分もありましたが、現在のプランは魅せられる部分が無いように感じます。

また、広告協賛金名目での請求はトラブルの原因にもなるので、全てのFC共通で行うべきではありません。広告は自分で考え自分の責任のもと実行することで経験が蓄積されますので…

上記「おたからや」同様に日本政策金融公庫からの融資が『高い確率で断られてしまう』という情報が入ってきていますので、加盟を検討される方は必ず情報収拾を。

売るナビ

運営会社株式会社MTC
URLhttps://www.urunavi.jp/fc/
本社東京都千代田区神田須田町1-34 
FIRST K・Kビル3F
TEL03-6384-0568
店舗数70店舗
加盟金300万円
ロイヤリティ利益の25%(条件あり)

1.撤退数、撤退率
不明。評価できず。

2.中間マージン
不明。評価できず。

3.集客方法
折り込みチラシ

4.査定方法
卸業者(テレビ電話)、本部、オーナー自身による査定

5.強み
店舗開発(物件選び)に自信あり

6.弱み
知名度が低い、店舗数が少ない、本部のWebリテラシーが低い

–企業情報–
2011年に設立した株式会社MTCですが、売るナビの事業は2018年12月から開始しましたので、フランチャイズ本部としては若い本部です。大手買取チェーンでの経験を活かした提案に自信あり。

筆者コメント

企業HPが見当たらず、店舗オーナーからの情報も取得することが出来ませんでしたので、FC開発サイトから抜粋してコメントします。

気になるロイヤリティの25%ですが、下記の条件がついています。

(1)赤字ならロイヤリティ0円

(2)3ヶ月連続で営業利益60万円以上ならロイヤリティ固定15万円

まず「赤字ならロイヤリティ0円」については、一見オーナーに優しく見えますが、そこからどうV字回復させるかが重要なため、その記述が必要だと感じました。

本部のサポートがあるのか無いのか。結局回復させられなければ、ただの延命に過ぎませんのでロイヤリティ0円だけでは評価することは出来ません。

15万円に固定化されることは良いことだと思いますが(通常は利益の25%)、穿った見方をすると3ヶ月連続で60万円の営業利益を出すことが難しいようにも受け取れます。個人的にはロイヤリティの変動制には反対で、15万なら15万で固定化し、その分本部からのサポートを明確にしていただきたいなと思います。

Webリテラシーが低いと書かせていただいたのは、売るナビのWebサイトを見て判断しました。集客方法の要になり得るWebサイトがややコンテンツ不足かつ、UI設計が甘かったためです。

何れにしても情報が少なく、店舗展開もマイペースなためこれ以上書く内容はありません。今後に期待というところです。

ブランド横須賀

買取フランチャイズ
運営会社株式会社TRA
URLhttp://brandyokosuka.com/
本社神奈川県横須賀市若松町1-8 泉ビル2階
TEL046-827-2937
店舗数不明
加盟金0円(ワケあり)
ロイヤリティ0円(ワケあり)
研修費用150万円
機材調達費50万円
筆者コメント

ブランド横須賀は自分も初めて見るタイプの形態なので、強み等はスキップしてコメントを書かせていただきます。

何と言っても【ロイヤリティ0円、加盟金0円】の仕組みについて。ブランド横須賀はフランチャイズ形態ではないので、ロイヤリティも加盟金もゼロ円なのです。独立開業特化型です。

もう少し具体的に書きますと、この買取リユースビジネスの運営ノウハウを有料で提供しているだけです。そのノウハウの価値は150万円。次いで店舗機材を購入するために50万円。合計200万円で買取リユースビジネスがスタート出来ます。

物件検索、契約、古物商の申請、内外装、告知、これら開業運営に関わる全てをオーナーが自ら行うことになります。文字通りの完全独立です。

正直に言わせていただきますとこのブランド横須賀プランを聞いた時、ある種の情報商材と似ているように感じました。

「稼ぎ方を教えるからお金を下さい。ノウハウ全て教えます。あとは行動するだけ」

これは一昔前に問題になったビジネスモデルと字面は同じです。

しかし、本当に覚悟を決めて己の力で成功しようと考えている方は、一度説明会を聞く価値はあるかもしれないと考えはすぐに変わりました。独立の定義はそれぞれの価値観です。ロイヤリティを払うことを独立とは言わない!そう考えている場合、フィットする可能性もあります。

補足ですが「アドバイスはあっても本部からのサポートはない」と考えた方がよいです。

結論

買取フランチャイズ比較

さて、合計8社を簡単ではありますが紹介させていただきました。折角調査を行なったので私個人的な目線にはなってしまいますが、ニーズマッチという形式で比較結果をお伝えいたします。5段階評価です。

安定した収益を望む方は『WAKABA

戦略サポート★★★★★
ランニングコスト★★★★★
継続率★★★★★
ネームバリュー★★☆☆☆
ロイヤリティ★★★☆☆

初期回収速度の早いWAKABAは優秀な経営戦略を持っており、ノウハウを吸収してしまえば多店舗展開も望めます。駅前等の好立地に比べ、家賃が大幅に下がる二等立地での成功は経営者ならば誰もが考える理想系です。

チラシだけでなくWebやSNSによる集客を積極的に取り入れ、若年層へのアプローチを行なっていることからも、戦略の厚みを感じさせます。募集開始から3年で100店舗到達もこの優秀な戦略を裏付ける数値だと思います。

Webサイトには多くの先輩レポートが掲載されているので、興味のある方は一見の価値ありです。

知名度で戦うなら最大手の『大黒屋

戦略サポート★★★★☆
ランニングコスト★★☆☆☆
継続率★★★★☆
ネームバリュー★★★★★
ロイヤリティ★★★☆☆

WAKABAとは対照的な大黒屋には、業界一の圧倒的なネームバリューがあります。新宿を始めとする店舗ブランディングは、メディア出演にも繋がり優位性を持ちます。

オーナー査定やロイヤリティが売上の割合によって変動するという不安はありますが、それ以上に集客力に期待できます。

好立地に出店する傾向があるため、ランニングコストは高めの設定になるかもしれません。入念にリサーチを行なったうえで事業計画を作成する必要があります。

その点は本部の店舗開発担当の方が相談に乗ってくれるはずなので、成功失敗事例をいくつか確認し自分のケースと当てはめてみましょう。

自由を手に入れるなら『ブランド横須賀

戦略サポート☆☆☆☆☆
ランニングコスト☆☆☆☆☆
継続率☆☆☆☆☆
ネームバリュー☆☆☆☆☆
ロイヤリティ☆☆☆☆☆
自由度★★★★★

自由には責任が伴う。これは恩師の言葉ですが、正にそれかと。

研修費用と機材調達で初期200万円という金額は内容次第ですが安い。店舗出店に関わる費用はどこのフランチャイズに加盟しても実費になるので、そこにアドバンテージはありません。

ただ、店舗開発のサポートを受けることができないため、様々な情報を収集して慎重に出店する必要があります。

これも起業という意味で考えると当たり前のことなので『200万円を払い、買取リユースビジネスを学ぶ時間を買う』という時間効率的な視点で見ると良いかもしれません。

日本政策金融公庫

↑クリックするとサイトへ遷移します。

繰り返しになりますが日本政策金融公庫は、個人企業や小規模企業向けに小口資金を融資してくれる独立の味方です。

フランチャイズに加盟する際は、加盟に伴う見積もりや契約書、事業計画、物件などがある程度明確になりますので、契約前の段階で金融公庫に融資相談することが可能です。

「この加盟プランと計画でフランチャイズに加盟するのですが、融資いただくことは可能でしょうか?」

という相談になります。

その結果、融資可能という判断になれば安全に契約を進められますし、融資対象外となればその理由を聞いたうえで再検討が可能です。

数年前まではフランチャイズ加盟の場合、既に事業展開をしている本部やプランを審査することになるので、個人独立に比べ一定の信用がありました。

審査に通過しやすかったのです。

しかし、近年はフランチャイズ本部の作成する計画が甘いためか事業を撤退するオーナーが増えてしまい、その結果として融資審査が厳しくなったようです。(当然ですね)

とにかく契約前に融資審査を受けることは可能ですから、金融公庫の審査結果を1つの加盟検討要素として見るのは正解と言えます。

店舗数や企業規模に惑わされない

一歩踏み込んだ内容を書きます。

あくまでも私の主観になるので、受け取り方は皆様にお任せします。また、この内容は買取フランチャイズに限りません。

フランチャイズ店舗数が多ければ多いほど成功しやすいか?答えはNOです。

フランチャイズ本部の考え方は2つ。

オーナー軸か、本部軸か。

加盟オーナーの成功を第一に考え二人三脚で進んでいくか、出店までをサポートしそれ以降は自己責任とするか、です。

残念なことに前者は少なく、後者が多い印象です。

その理由は様々ありますが、最もな理由は「加盟を増やす能力はあっても、成功させるための能力が本部にない」ためだと私は考えています。

困ったことに、オーナーを成功させる能力が乏しくても、フランチャイズ展開は成立します。

それは、加盟オーナーの能力で解決できることも多々あるためです。

この事実に気づいた本部は、数打ちゃ当たる理論にたどり着いてしまい、それまでサポートに割いていたリソースや予算を加盟を増やすことに使用します。

オーナーに協力しても、基本的に本部の売上は変わらないため(ロイヤリティ固定の場合)本部としても合理的です。

その結果、本部軸のフランチャイズ本部が増えていくという構図です。

早い話、自分たちのことしか考えない劣悪フランチャイズ本部です。

「継続率が30%だろうと10%だろうと、ゼロ%でない限り加盟数を増やせば成功店舗は増えていくので、結果的に成功事例や実績は作れるから、説明会ではその事例を説明すればいいよね」

引いてしまいますが、これが現実です。これが多くのフランチャイズ本部です。

グレーな領域で説明してくるため(白以外は黒だと思いますが)嘘はついておらず、加盟契約書も難しい内容で本部有利に作成されています。つまり訴訟してもほとんど勝てません。結果、泣き寝入り加盟者が増えてしまいます。

こんなこと許せません。

本部を見抜く

では、このような劣悪なフランチャイズ本部を見抜く方法はあるのでしょうか?

あります。

それは、本部の出店計画を知ることである程度分かってきます。

当然ではありますが、無限に店舗を増やせるビジネスモデルは存在しません。

実店舗ビジネスは基本的に地域密着になりますので、その地域の世帯数や人口数によって適切な出店数は変動します。

例として、1万世帯あたり1店舗が目安のビジネスモデルがあるとしましょう。

この1店舗とは競合含めてです。

既に1万世帯エリアに1店舗出店されている場合、ここに競合として出店を行うと、顧客を取り合ってしまい苦戦することは目に見えて分かります。正面から勝負して打ち負かすこともできるかもしれませんが、資金力も勝敗に関わる重要な要素ですから、多くの場合で消耗戦となるでしょう。

これらの延長線上にあるのは、国内に出店できる限界数です。

企業によって算出方法は異なるので、確実な正解はありませんが、利益から逆算すれば自分の物差しを作ることが出来ます。

では、リアルな買取店のケースを作ってみましょう。

買取フランチャイズ事業計画

前提として、粗利益1,500,000円を目指します。

買取店の顧客単価は地域にもよりますが15,000円平均とします。顧客単価は「売却額-買取額」です。1件の成約に期待できる粗利益ということですね。15,000円はやや低めですね。軌道に乗っている買取店ならば20,000円以上は維持できているはずです。

10,000円で買取し、25,000円で売却すれば顧客単価15,000円です。

単純計算で利益1,500,000円÷単価15,000円=100名

これが必要になります。注意点として、100名は成約数なので来店数ではありません。

では100名の成約を得るには何名の来店が必要でしょうか?

買取店の来店成約率は、売るつもりで来店されるため高い傾向にあるため90%と仮定します。

接客技術にもよりますが、110名のお客様に来店いただければ上記の式を成立させることが可能です。

では、最後に110名の方に来店いただくためには、母数として何が必要になるかです。

かなりの時間をかけて調査した結果(初回記事アップ後6ヶ月かけて調査しました)店舗商圏に対して最低でも45歳以上の人口が1.5万人以上必要となりました。

45歳以上を指定しているのは、買取店来店数の8割が45歳以上のためです。

店舗商圏は地域によって異なります。首都圏であれば直径5km〜10kmに対し、車社会の地方であれば直径15km〜30km又はそれ以上になります。

何にしても、店舗商圏には45歳以上の人口が1.5万人以上必要です。

粗利益1,500,000円を作るには…
顧客単価:15,000円
月間来店数:110名 ※1日3.6名
成約率:90%(100名)
人口:商圏内に45歳以上が1.5万人以上

本部を見抜く まとめ

言葉が悪いですが、無能な本部に加盟してしまってはロイヤリティという不要なハンデを背負ってしまうようなものです。

再現性の低い成功事例やシミュレーションを信じてはいけません。

説明会担当者のマインドやビジョンに共感したからといって加盟してはいけません。

経営とは「数字と根拠の具現化」です。

儲かるための仕組みは既成事実なので一度理解すれば良いのです。

重要なのは勝ち筋です。

最終的には【来店数】が伴うかどうかなので、来店数の根拠次第。

超敏腕営業マンでも砂漠では売上ゼロなのです。

とにかく来店数。来店数が少なければ利益を作れません。

来店数を実現し継続できるかどうか。

そのための協力体制や施策、実績や経験を有しているかどうか。

来店数を維持するために(優位性を得るために)フランチャイズに加盟するという見方も間違いではありません。

調査を終えて

長い記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。

私の、自分の目と耳で得た、私なりの事実を正直に書かせていただきました。

今回記事に掲載した本部以外にも複数の買取フランチャイズが確認できましたが、それぞれ加盟価値を冷静に見定めてみれば私と同様の結論にいたる方も多いと思います。

ロイヤリティや研修も当然大事なのですが、最も重要なのは『加盟候補者をどう見ているか?』だと考えています。

共に切磋琢磨するのか、店舗オープンがゴールなのか。

その答えは本部ではなく、加盟したオーナーが持っています。

実店舗型フランチャイズへの加盟は、人生を左右する大きな分岐になります。

ネット社会ではありますが、最後の最後は自分の足で、アナログな調査が決定的な要素をもたらしてくれるはずです。

覚悟や情熱だけで成功することは難しい。成功の根拠を納得いくまで調べてみてはいかがでしょうか?

また、冒頭に書いたとおり買取リユース市場はまだまだ伸び続けると私は思います。5Gという新たな世界が幕をあけようとしていますが、この市場にとっても大きな起点になることは間違いありません。

買取リユースが伸びれば経済効果も相当に期待できるため、フランチャイズ本部様はITへの注力を意欲的に行なってもらえると嬉しいです。

最後にフランチャイズ加盟や買取に関する有益な動画をご紹介して終わります。

良い出会いがありますように。

【ファミリーマート10店舗を経営しているオーナー登場!#14】

【多店舗経営のコンビニオーナーがセブン東大阪の乱について語る!#15】

【超短期間で初期投資回収!?買取店WAKABAの初期費用や利益について!!】

【フランチャイズ相談所 vol.1170|大吉のチラシで世の中を考える】

【フランチャイズ相談所 vol.170|FCに営業マンはいらない!?】

【フランチャイズ相談所 vol.171|FCの世界を健全にするためにやってること!】

【フランチャイズ相談所 vol.459|フランチャイズ本部よりも加盟側の方が儲かるの!?】

【フランチャイズ相談場 vol.880|アーリーステージFCと成功済みFCどちらが良い?】

【貴金属買取に密着】

その他フランチャイズ比較

業務委託ドライバー比較
高齢者配食フランチャイズ
個別指導塾|フランチャイズ加盟するなら
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18件のコメント

フランチャイズ系で独立を考えてます。
nabiooさんが行かれたような会社さん2、3社回りましたがここまでの情報書かれていませんでした。
某社の説明会出て非常に魅力的でしたが、そこまで撤退してるなんて教えてもらえなかったので先に知れてよかったです。
今時紙媒体の販促っていうのも非効率だし物を売りたい人も増えてる。Web系に強いところがあるのは初めて知ったので、今度説明会行ってみます!

id:Myuichirou
お役にたててなによりです。不況につよいビジネスモデルということで、複数のフランチャイズ募集媒体でも「買取業」に関するアクセスは伸びていると聞きます。嘘か誠か情報過多の現代では本当に様々なウワサが飛び交うので、直接加盟店舗に足を運んで聞いてみるというのが確実だと私は思います。数名のオーナーには忙しいという理由で断られてしまいましたが、7割以上の方は調査にご協力いただけました。今後も後悔を発生させないために追及していこうと思います。

「おたからやFC」は正直、かなりひどいものです。加盟するまでが仕事、という感じで開業後サポートはほとんどなし。ロイヤリティは高いのに加盟する価値はないです。コロッケのネームバリューは一定数あると思います。加盟して1年以内に撤退するケースが半分近くあるので、初期投資も回収できずに1年間で1000万円ほどを溶かすような人が多かったです。

高梨さん:
コメントいただきありがとうございます。スパムコメントに埋もれてしまい、ご返信が遅くなってしまいました。すみません…該当FCオーナーにコンタクトして直接ご意見を伺ったので、かなり信憑性のある内容だと思います。高梨さんも同様のご意見ということで、検討されている方は正確な情報を取得していただき、慎重な判断をお願いいたします。

HONESTY、運営者様
「嘘はつかない」このポリシーは今の時代でとても尊い考え方だと思います。
しかも、本当に真実を書いておられる。記事からも伝わってきます。
非常に興味深く拝見しております。
今後も、有益で興味深い内容を期待しております。

やまかんさん:
ご返信遅くなってしまいました。申し訳ございません。
メッセージいただきとても嬉しいです。
数えきれないほど「不幸なフランチャイズ加盟」を見てきましたので、少しでも不幸を減らすために執筆しています。
仕事の合間での作業になるため速度は遅いですが、良質な発信が出来るよう今後も精進いたします。
引き続きよろしくお願いいたします。

はじめまして。
只今、買取店のフランチャイズを探しているところですのでとても参考になりました。
選択する際の指針とさせていただきます。
ありがとうございます!
これまで、ほそぼそとですが、副業としてネットや古物市場で仕入れてネットのプラットフォームで販売しておりました。
この度、会社の退職を機に、実店舗の買取り店を始めようと思っています。
FCに期待するところは、集客と査定です。
もし、集客と査定が自分でできるようになったら、FCに加盟し続けることもないかもしれません。
契約期間も調べたり、解約後に継続して営業できるかなどよく調べてから決めようと思っています。

はじめまして!お役に立ててなによりです!

個人独立ということですね。

リユース業は肉体的な疲労が少ないため、定年後でも無理なく運営できます。

注意しなければならないのは、従業員がいない場合、休暇を取りにくいことです。

機会損失は利益直結になりますので、お店を閉めてしまうとその日に大口が持ち込まれる可能性を放棄することになります。

機会損失のことは言い出すとキリがないのですが、年中無休で営業できる環境が望ましいです。

成功を祈っております。

はじめまして!
現在飲食店を数店舗経営しています。
新規事業で買取事業に参入しようと思い、
おたからやのフランチャイズ加盟の問い合わせを行いました。
しかし、かなり対応悪く、折り返しがない、連絡したら辞めている、店舗移動で引き継ぎ出来ていないなどが続きました。
そこで、他の会社も検討しようと思い、今回こちらを拝見させていただきました。

現在、大吉やブランドオフから資料請求しています。

実際どこがいいんでしょうか?

また、おたからやは、担当者がしきりに、どの店舗も400万は利益が出ています。と言われました。
業種は違えど、飲食店で400万利益だと、数店舗経営していますが、1店舗でその利益はかなり凄いなという印象です。
買取業界は、1店舗の利益はそれくらいなんでしょうか?

色々ご教授ください。

はじめまして!ご返信遅くなり申し訳ございません。

※この返信に書く内容は、あくまでも私個人の意見・感想になります。

結論として「おたからや」はオススメできません。
検討から外してしまって問題ありません。
400万円の利益はかなり優秀です。(事実であれば)
400万円の利益が出た月がどの店舗でも過去に1度はある。という意味だったとしても優秀です。
“私は”嘘だと思います。大小問わず嘘を言う企業は社会的に終わっています。

大吉、ブランドオフ、WAKABA、大黒屋等は良い意味で一長一短ですが、商圏範囲と事業の限界値を候補者に伝えているWAKABAは、正直でクリーンであることに間違いないです。

私の調査では「総合買取店舗の単月粗利」は180万〜220万のレンジです。

粗利なので、ここから諸経費が引かれることになります。

一番良いのは、店舗オーナーに直接情報を求めることだと思います。

私個人としては、当記事に書いたとおりWAKABAに加盟します。

理由は二つ。クリーンであること、経営判断(裁量)の多くがオーナーにあること。です。

おたからやのフランチャイズで今月オープンしたんですが、記事を見て不安になりました。
今やめた方が傷が浅く済むってことなんでしょうか?

確かに本部からのサポートは殆ど無く、様子伺いの連絡がある時は最終いつもチラシの注文の話になりますので、本部は言っておられるスタンスだと思うのですが…

おたからやでも複数店舗展開されているオーナーもおられると思うのですがこういうオーナーは成功したと言えるんでしょうか?

おたからやの既存のオーナーで複数店舗展開されている方へのインタビューがあれば参考になるので是非取り上げて下さい!

コメントいただきありがとうございます。

今やめた方が傷が浅く済むってことなんでしょうか?
→必ず失敗するというわけではありませんので、今後の経営次第かと思います。早期撤退については、フランチャイズ加盟に関する契約書に「中途解約」の記述があるはずです。契約期間内に解約する場合、違約金又は記述されている請求が発生してしまいますので、十分な検討が必要になります。

おたからやでも複数店舗展開されているオーナーもおられると思うのですがこういうオーナーは成功したと言えるんでしょうか?
→あくまでも私個人の憶測ですが「おたからや」で成功したオーナーは「おたからや」以外であっても成功する可能性は高いです。本部のサポートが薄いため、オーナーの自力による成功と言えるからです。

おたからやの既存のオーナーで複数店舗展開されている方へのインタビューがあれば参考になるので是非取り上げて下さい!
→機会があれば掲載を検討いたします。

私の見識範囲内での意見になりますが、日本国内のフランチャイズ本部のうち真っ当で健全な運営をしているのは1割以下です。それだけフランチャイズ業界は荒廃しています。その理由は3つ。
1.上記でも触れた「加盟契約書」によって本部が守られている
2.自分の意思で加盟しているため、自己責任で処理されてしまう
3.一部のオーナーは成功しているため、100%本部が悪いとは言えない

ひとつでも不幸なフランチャイズ加盟を減らすために私は執筆しております。

私は以前、おたからやFCに加盟しておりました。
他の方の文面にもありましたが、400万円の利益が出ている店舗はほぼないです。
10年前なら可能性はありそうですが。
なお、閉店店舗も400店とありますが私が2年前に辞めた時まででももう少しあったと感じています。(あくまでも主観です)
最近はお試しプランのような物までできたようで。今後、閉店理由が多いのはそういうプランののせいで数が増えていると言い出しそうですね。

私が感じたのはどのFCも一長一短ありますが、おたからやはテリトリー件が2点3点しています。
私が加入した時は、「1駅1店舗と言っていましたが」千葉の方では一駅に2店舗できました、SVに聞いた所「乗降客数が多い所は東口と西口があれば」2店舗の可能性はあると。
折角軌道に乗っても、同じおたからや同士で潰し合いが始まります。本部的には「おたからやができなくても、他の買取屋ができる」と言われました。
久しぶりに本部の店舗一覧を見たら、鎌倉市大船はすごい近くにFC店が2店舗、東京都も駅の間隔が短いのでかなり近くにFCが混在しています。
この出店状況だけを見ても、おたからやFCを選択するのはを自殺行為です。
買取ビジネスをお考えの皆さん!よく考えてみてください、400万円の粗利が出ていて400店舗も閉店しないですよ!

コメントありがとうございます。

貴重な情報提供誠にありがとうございます。

書いていただいた内容が検討者の方々に届くのを願うばかりです。

はじめて拝見させていただきましたが、これから加盟を検討されている方にとっては大変有意義な内容ですね。
私も同業者でFC本部に勤務しておりますが、正直、同業他社の営業手法が強引で悪質な感じもあり、一時期は同じようにアントレにも掲載させていただいておりましたが、加盟希望者様には他社比較される段階で正直に説明をしている弊社は候補から外されることがほとんどでした。もちろん他社のような強引な売り込みを行なうようなことはしたくないので現在は掲載を止めております。加盟を検討されている方がこのようなサイトに辿り着き、冷静な判断のもと加盟されることを私自身も願っております。
店舗継続率についての記載もありましたが、実際は本部が店舗を借りて加盟店に転貸する本部もありますので、その場合は仮に業績不振で撤退しても本部が引き続き運営し、そこに新たな加盟店を誘致するのでそうなると本当の意味での継続率はわからないと思います。

リユース業界はまだまだ可能性があります。とくに高額品を扱うブランドリユースの業界はまだまだ店舗の優位性が高く店頭買取を利用される方は買取り市場規模の74.5%を占めております。(2020年時点)
今後、AIがどのように進化するかで変わってくるかと思いますが、高額品の真贋についてはまだまだ人の力による部分が大きいです。
是非、これからリユースの業界に踏み込もうという方が、自分にあった本部選びが出来るよう、可能な限り正しい情報を公開いただけることを願っております。

貴重なコメントいただきありがとうございます。元買取FCご関係者様ということで、もしかするとお会いしたことがあるかもしれませんね。買取(リユース)業はある意味シンプルな業態なので、本部能力が乏しくてもパッケージとして成立させられることが怖い部分でもあります。調査からしばらく経過してしまいましたので、2022年4月20日頃から再調査を行う予定でおります。引き続きよろしくお願いいたします。

はじめまして。

買取フランチャイズでの独立を検討しており、私もWAKABAが一番良いのではと思っておりましたが、気になる記事がありました。

(以下、リサイクル通信より引用)
“出張買取大手のバイセルテクノロジーズ(東京都新宿区)は5月13日、買取店「Reuse Shop WAKABA」(以下わかば)を直営・FCで展開するフォーナイン(東京都千代田区)の株式を100%取得し子会社することを検討するため、フォーナインとこれに関する基本合意を締結した。”

バイセルの子会社になることにより、WAKABAがこれからどうなって行くのか…
既にオーナーになられている方も不安だと思います。

nabioo様の見解をお聞かせ頂きたく、お願いします。

はじめまして。nabiooです。

他の方からも同様のご質問をいただきましたので、WAKABAコンテンツ部分に本日追記いたしました。

同じニュースを見た時に、どこかのタイミングで書こうと思っていましたが、遅くなりすみません。

お役に立てれば幸いです。

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